2章 仲間
譲渡
今はみんなでお昼ご飯。


聖来「卵焼きもーらい!」
掛橋「じゃあ私は唐揚げ貰お♪」
遥輝「おい💢いつも俺の食いたいものばかり食うな!💢」
レイ「レイもタコさんウインナーもーらい!」


初めて描くが昼はいつもこんなんだ。いつも遥輝が食べたいものを取られて柚菜や田村の弁当を分けてもらっている。


柚菜「落ち着いて!w柚菜の卵焼きあげるから!はい、あーん!」
遥輝?「あむ。いつもありがと。柚菜の料理美味しくて好きだ。今度一緒に何か作ろう!」
柚菜「良いよ!それじゃ明日みんなの夜ご飯作ろ!」
遥輝?「わかった。」


気づけば見えないバリアが張られている。二人の世界に入っていた。

数名(今の影ちゃんじゃない?)


田村「柚菜と遥輝くんって2人とも女子力高いからか凄い息が合ってるよねw」
さくら「わかる!」
北川「さくらちゃんも柚菜ちゃんと同じくらい遥輝くんと仲良しだよねw」
さくら「うん!」


こんな感じでいつも通りお昼の時間は過ぎていった。


遥輝「梅澤さん!頑張ってください!」
レイ「ちょっと!レイは!💢」
遥輝「レイも頑張ってね!」
レイ「えへへw頑張るぞー!レイ!レイ!オー!」


芸能科からは異常な運度神経を持つレイとバレー部の梅澤が選ばれていた。



数分後、遂に1回戦が始まる。


〜更に数分後〜


遥輝「梅さんすごい!」
山下「ね!流石は梅ちゃん!」


攻守ともに梅澤が大活躍し、なんなく勝利した。圧勝ってやつだ。


遥輝「梅さんイェイ!」
梅澤「イェイ!」

(∗≧ꇴ≦)人(≧ꈊ≦∗)


久保「最初はあんなに毛嫌いしてたのにw」
山下「今となってはあんな楽しそうにハイタッチしちゃってw」
大園「( ˘•ω•˘ )ムス~」
与田「桃ちゃん、そんな顔しないで〜!!」


大園が拗ねている間に2試合目が始まった。


大園「遥輝くんどこに行くんだろ。」


突如切ない顔をして体育館の外へ出た遥輝のことが心配になった大園は無意識に彼を追いかけていた。



〜レッスン室にて〜


桃子はレッスン室の隅で体育座りして泣いてる遥輝くんを見つけた。

なんか寂しそう……。なんか涙出てきた……。


大園「どうしたの…グスン…。」
遥輝「大園さん…てか何で大園さんも泣いてるんですかw」
大園「桃子もわかんない。でも辛いことがあるなら話してみて!」


話してくれるかな……。いつも喧嘩ばかりしてるし……。


遥輝「影ちゃんにありがとうって伝えたかった…。」


話してくれた!そっかそれで悩んでたんだね。


大園「教えてくれてありがと!
その気持ちは影ちゃんに届いてるよ!まちがいない!」


遥輝くんならそんなことわかってるよね。とにかく1人で背負わないでほしいの。


遥輝「桃子さん……。」
桃子「よしよし!今日は桃子が遥輝くんのお姉ちゃん!」
遥輝「それはちょっと…w自慢の姉がいるんでw」


あっ、笑った!良かった!


桃子「遥輝くん!美波たちを応援しに行こ!」
遥輝「はい!」
桃子「でも桃子疲れたからおんぶして〜w体育館とレッスン室真逆にあるから疲れちゃった♪」
遥輝「俺のせいでもありますから喜んで!でもちょっと休憩したいですw」


20分くらい休憩してから桃子はおんぶして体育館へ連れてってもらった。


1組 25-0 3組


二人「えっ!?」
遥輝「いやいやw1組強すぎwそして3組弱すぎwもう2試合も終わってるw」
山下「あっ、遅い!💢もう閉会式始まるよ!てゆーかおんぶしてもらってるじゃん!良いな〜w」
遥輝「たまたまです。みなさんにはやりませんからそれじゃ1年はあっちなのでw」


行っちゃったw桃子も遥輝くんが寂しい思いしないように頑張ろ!
そう強く決意した。

あれ?でもお昼の時入れかわってたって聞いた気が……


〜閉会式〜

どの競技も1組が1位で終わった。今は順位が発表され、MVPが決まる瞬間である。


校長「それでは早速MVPを発表します。男子バスケのMVPは言うまでもないですね!賀喜遥輝くんです。」
遥輝「はい!」


喜んでダッシュしてステージの上へ。


遥輝「何で2つ分あるんですか?」
校長「もう1人の君の分です。君が選ばれるのはなんとなくわかっていましたからw融合してしまっても君の中に彼はいます。好きに使ってください。」


遥輝がペアチケット×2を受け取ると……


山下「誰と行くのーーーー!!」


と茶々入れてきた。


校長「それはたしかに気になりますね!今ここで合計3人選んでステージに呼んでください!」


遥輝は突然の展開に少し戸惑うも迷わずに叫んだ。


遥輝「姉ちゃーーん!!与田さーーん!」
与田「えっ!?祐希!?遥輝くんとそんな話したことないのに…。」
遥香「遥輝…。ありがと。」


ステージに上がった2人にペアチケットごと差し出した。


与田「もう1人は?」
遥輝「姉ちゃんは山下さんと、与田さんは七瀬さんと行ってきなよ♪」
与田「良いの?」


遥輝は優しく頷いた。


遥香「遥輝あんなに欲しがってたじゃん!受け取れないよ。」
遥輝「良いんだ!たまには親孝行ならぬ姉孝行させてよ!」
遥香「遥輝……
(;ω;)
ありがと!でも良いの?遥輝だって梅澤さんやさくちゃんと行きたかったんじゃ……。 」


遥輝はその問に迷いのない笑顔で答えた。


遥輝「当たり前でしょ!たしかに推しメンの梅澤さんや親友のさくと行きたい気持ちはあるけど。そんな気持ちよりも姉ちゃんのほうがずっと大切だから。」
遥香「遥輝……。」


ギュッと抱き合うのは良いのだが……


校長「噂通り仲良し姉弟ですね。でも先に進まないから後でね。それでは席に戻って!次は女子バスケの……。」


このあともMVPが発表されてそれぞれが受け取って自分の席へ戻った。


校長「これにて球技大会を終了します。ちなみに次にやる6月の体育祭はみんな参加だからね!男女ペア対抗だから今のうちに作っといてね!他校でも兄弟でも構いません!それじゃこれで球技大会は終わりにします!」


こうして球技大会は幕を閉じた。


男女ペアか。嫌な予感がする。


このあと俺は芸能科女子に誘われ体育祭のパートナーとして誘われまくった。ただ1人を除いて。


久保「ってことなんだけど6月に乃木坂まで来てくれない?w」
??「変な学校だな。まあでもしーちゃんの頼みなら別に構わない。」
久保「ありがとーー!!」


誰と電話してるんだろ。
久保さんは誰かと会話していた。

■筆者メッセージ
もう時期官能入れる予定です。
深見飛彩 ( 2022/10/09(日) 20:43 )