助けなきゃ
次の日の朝
俺は姉ちゃんと着替えていた。
遥香「こっち見んな!」
遥輝「姉ちゃん今Cくらいなんだねww」
遥香「うるさい!早く着替えて行くよ!」
遥輝「姉ちゃんw財布忘れてるw」
遥香「あっ、ありがと!」
姉ちゃんはテンパると何かしら忘れるからおもしろいw
ちなみに姉ちゃんはからかわれている自覚はない。
そして二人で柚菜の部屋の前へ。
ピンポーン
柚菜「どーぞ!」
二人「お邪魔します!」
部屋に入ると聖来と田村もいた。
聖来「おはよ!かっきー、ハルくん!」
田村「おはよ!いつ見てもイケメンw」
遥輝「そんなこと…(* ̄∀ ̄*)」
田村「かっきー!愛しの旦那様!」
ハイハイ、姉ちゃんね。
会って1日も経ってないのにこんなに仲良くなれるもんなんだな。
生き物って不思議だ。
柚菜「何考えてんの♪」
遥輝「別に何もwこんなにも早く仲良くなれるんだなってw」
柚菜「考えてるじゃんw素直にならないとお姉ちゃん取っちゃうよ〜w」
柚菜も姉ちゃんのところへ抱きつきに行ってしまった。別に妬かないよw
てゆーかさ。
遥輝「行かないの?」
「行く!!」
聖来「ハルくん!手繋ご!」
遥輝「いいよ!久しぶりだね。こういうの。」
聖来「今でも聖来のこと好き?」
遥輝「もちろん!好きだよ♪」
二人の反応を見た柚菜と田村は少し驚いていたらしい。
〜遥香サイド〜
田村「もしかして二人って恋人?」
遥香「元だけどw」
柚菜「なんかいいな〜!でも二人の好きの意味が違うような気がするのは気のせい?」
多分気のせいじゃない。
遥香「多分遥輝の好きはLIKEで聖来の好きはLOVE。」
田村「なんか切ないw」
遥香「っていつのまにか2人がいないやん!」
あの二人は天真爛漫すぎて時々ついていけなくなる……w。
そんなこと考えてると聖来がダッシュで帰ってきた。
聖来「かっきーー!ハルくんが!先輩を守るのに変なのに喧嘩売ってる!」
遥香「大丈夫。聖来も知ってると思うけどあいつは誰よりも優しくて強いからwけど念の為に行こ!」
数分前
男1「乃木坂の芸能科の子だろ?wかわいいじゃん!一緒に遊ぼうぜw」
山下「どいてください!」
男2「じゃあ一緒に遊ぼうよw」
梅澤「やめてください!」
バシッ!
という音が鳴り響く。差し出された手を梅澤が弾いた。
男1「ほうwおまえだけでいいやw」
梅澤「わ、わかった。その代わりに他のみんなには手を出さないで!」
山下「ちょっと梅!」
久保「ダメだよ!」
吉田「いま誰か呼んでう゛…。」
行かせてくれるわけがなく、口を塞がれた。
男3「おまえは黙ってろ💢」
男1「それじゃ行こうかw」
三人「梅ーー!」
3人が絶望したときに救世主が現れた。誰かが梅澤の真横にいる男に飛び蹴りをかましたのだ。
そして一瞬で男たちは地面に倒れた。
梅澤「遥輝くん…?じゃないような…。」
遥輝「(〃´o`)フゥ…。大丈夫ですか?力がないのにこんなのに立ち向かうから…。でもナイスです!(`・ω・)b」
梅澤「遥輝くん……。」
山下&吉田「遥輝くーーん!!」
山下と吉田が遥輝に思いっきり抱きついた。
梅澤(それ普通私がやるやつじゃない?やりたいわけではないんだけど。)
遥輝「あーもう!鬱陶しいです!梅澤さんメンタル大丈夫ですか?」
梅澤「だ、大丈夫!助けてもらわなくても大丈夫だったし!
フン!」
遥輝は急にツンツンした態度になる梅澤に驚くが他の三人はニヤニヤ笑っていた。
久保「遥輝くん、良かったねwでも気をつけなよwフフw」
遥輝「何の話ですか?」
山下「時期にわかるよw梅ー待ってーー!」
遥輝(訳分からん…もしかして梅澤さんに嫌われた……?)
遥輝が涙目になるとほぼ同時にみんなが合流した。
遥香「遥輝!!どうしたの?もしかして先輩たち連れてかれちゃった!?」
遥輝「姉ちゃん……。違うよ…。俺梅澤さんに嫌われちゃった……。」
遥輝は落ち着いて現状を話した。
女子(それ梅澤さんのツンデレが発動してるだけじゃ……。)
遥輝「どうしよ!姉ちゃん!」
遥香「嫌われたわけじゃないと思うけどw」
聖来「そんなわけないやんw相変わらずバカなんやねww」
田村「女心がわかってないね。うん。」
もはや遥輝の味方が一人もいないwでも遥輝は泣き止んだ。嫌われたわけじゃないと安心したのだろう。
柚菜「はい!ハンカチ!」
遥輝「ありがと。グスン。」
遥香「いやいや、こんなバカにハンカチ貸さなくていいよw」
柚菜「たしかにバカだけどそれだけじゃないじゃん!」
遥輝は全員にバカと言われて跪いた。メンタル弱。
柚菜「でも凄いよね。力がないからって言うのもあるけど私なら助けるどころが逃げちゃうもん。そう考えると梅澤さんも遥輝くんも凄いよ!」
(◎_◎) ドキッ!!と遥輝の中で何かが変化した。
遥輝「ソンナコトナイヨ。ソレデドコニイキマスカ?」
聖来「めっちゃカタコトやんw柚菜の言葉が嬉しかったんとちゃう?w」
柚菜「そんなわけないじゃん!私はあそこに行きたい!」
田村「じゃあまずはお洋服!」
柚菜が指を指した場所は都会ならではも大きいショッピングモールだった。
柚菜「でも良かったね。遥輝くんも何もなくてw 」
遥香「うん。たった1人の弟だから本当に良かった。(⸝⸝•_•⸝⸝)」
とこそこそ話していたことを他の三人は知らない。