第2章
第25話

秋元「蒼くーん、こっちこっち!」
蒼「ごめん遅くなった!」
七瀬「おそーい。」

入場門へ行くと、すでにクラスのメンバーは到着していた。

蒼「ちょっと色々あって・・・。ってあれ、与田?」
与田「あ、蒼君じゃん!お久しぶりです!」
蒼「何で七瀬といるの?知り合い?」
与田「いえ、今知り合いました!」
七瀬「誰かさんが来るの待ってたら話しかけてくれてん。なあ与田ちゃん〜。」
蒼「ごめんって・・・。」
与田「でも、まさか蒼君と七瀬さんが知り合いだったとは。もっと早く教えてくださいよ!」
蒼「いや、最近与田うちに来てないし、会ってなかったんだからどう考えても無理でしょ。」
与田「むぅ。あ、飛鳥さんに聞けばよかったんだ、やらかした〜!」
七瀬「蒼と与田ちゃんってどんな繋がりなん?」
蒼「妹の同級生。中学の頃からよく遊びに来てたんだよ。」
七瀬「だから蒼君って呼んでるんか〜。そういやさっき妹ちゃんに告白されてたな。一番好きな人〜って。まさか妹にまで手出してるん?」
蒼「妹にまでって、俺まだ1人も手出してないんだけど?」
七瀬「どうやろなあ〜。」
真夏「なぁちゃん完全に拗ねてるね。」
蒼「真夏さんこういう時どうすればいいですか。」
真夏「ん〜、ズッキュン!とか?」
蒼「絶対適当だよね。」
七瀬「まあいいや!こうして与田ちゃんと仲良くなれたし!」
与田「私も七瀬さんと話せてよかったです!」

2人が話していると遠くからよく知る2人が現れる。
梅澤「あー与田、こんなところにいた!」
与田「あれ、美波と久保!どうしたの?」
久保「どうしたのじゃないよ〜!私たちこの次の次大縄なんだから!先生が与田がいないって怒ってるよ〜!」
与田「忘れてた!じゃあすみません、蒼君、七瀬さんまた話しましょう〜!真夏さんも!」
久保「ということで蒼先輩すみません、与田もらって行きますね!では!」

こうして与田は2人に連行された。

真夏「相変わらず与田ちゃんは嵐みたいな子だね〜。」
蒼「ほんとにな。まああの感じが与田の良いとこなんだろうけど。」
真夏「ほんと蒼君って後輩とも仲良いよね〜、まなったん妬いちゃう!」
七瀬「あ、入場やって。いこっか。」
蒼「そうだな、行こう。」
真夏「あ、無視したな!って、ちょっと待って2人とも〜!」


こうして蒼たちは障害物競走へと向かうのであった。



Haru ( 2021/09/21(火) 08:54 )