第1章 
第7話

白石「これは・・・」

飛鳥「さすがに・・・」

蒼「頼みすぎでは・・・?」

松村「・・・・・・てへっ。」

7人ということもあり、広めの席に案内してもらったはずだった。にもかかわらず、蒼たちの前にはテーブルが埋め尽くされるほどの料理が並べられていた。


七瀬「すごい・・・。ななこんなに食べれやん・・・。」

翔「確かにちょっと頼みすぎだね。」

蓮「まあ、頼んでしまったものは仕方がない!冷める前に食べようぜ!いただきまーす・・・ん、美味い!」

蒼「俺らも食べよう。いただきます。」

こうして蒼たちは、たわいもない話をしながら食事を楽しむのであった。


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ーー30分後ーー

蓮「もう無理・・・死ぬ・・・。」

七瀬「ななも・・・。」

白石「私も・・・。」

飛鳥「・・・・・・。」

蒼「ダメだ、飛鳥が死んでる。」

松村「なんやみんなして情けないなぁ!」

蒼「逆になんであんなに食べてそんな余裕そうなの。残ったやつ全部食べてたよね?」

松村「うーん、胃が大きいから?」

七瀬「まっつんは普段からこんなに食べるん?」

松村「最近は抑えてるねんけど、ちょっと前までは晩御飯でご飯3杯は食べてたねん!まぁ今でも、おとんよりは食べてる!」

蓮「食い過ぎだろ・・・。」

松村「ふふっ、ありがとう〜。」

蓮「褒めてないぞ。」

翔「そう言えば話変わるんだけど、西野さんって大阪から来たんだよね?なんでこっちに越してきたの?」

七瀬「あー、えーっと・・・」

白石「仕事の都合とか?」

七瀬「あ、うん、そう!お父さんがこっちに転勤になっちゃって・・・。」

翔「そっか、それは大変だね。」

蓮「でも高校最後の年に転校ってなんか寂しいよな。」

白石「ちょっと蓮くん!」

蓮「あ、いやその、悪い。」

七瀬「ううん、いいねん。それに、こうしてみんなが仲良くしてくれて、なな嬉しい。」

蓮「当たり前だろ〜仲良くするなんて!」

松村「蓮くん職員室でなぁちゃん見かけて、すごいテンション上がってたもんな〜?」

蓮「ちょ、松村、しーっ!」

その場が笑いに包まれる。

白石「じゃあ、そろそろ出よっか!」

松村「まいやん何言ってるん!デザートまだ食べてへんで!すみませーん!」

他全員「「「まだ食べるの!?」」」

その後松村は本当にデザートを注文し、美味しそうに平らげたのであった。

Haru ( 2021/09/10(金) 10:42 )