第6話
ホームルームを終え、無事初日の午前授業を乗り切った蒼たち。
放課後になり、部活に行く生徒や帰宅する生徒がいる中、飛鳥は机に突っ伏してうな垂れている。
飛鳥「あ〜嫌だ〜、絶対無理だ、死んだ〜。」
蒼「いい加減諦めろ飛鳥。こればっかりは設楽先生が決めたことだから仕方ない。」
飛鳥「だって、だってさ!なんで私が委員長!?絶対他に良い人いるじゃん!真夏とかしーさんとか!私まとめるタイプじゃないのに・・・。」
設楽先生が俺を委員長に指名した後、女子の委員長を決めることになった。しかし、話し合いでも決まらず、その結果蒼と仲が良いという理由だけで設楽先生が飛鳥を任命したのだ。
白石「私だって去年したけど最初は全然ダメだったよ〜?だから飛鳥も大丈夫!自信持って!」
真夏「そうだよ飛鳥、大丈夫だよ!それに蒼君もいるし!」
飛鳥「え〜・・・。うーん、でもさぁ〜。」
蒼「大丈夫だって。それに飛鳥、今年は頑張りたいって言ってただろ?ちょうどいいじゃん。何事も挑戦、な?」
飛鳥「はぁ・・・。やるしかないのかぁ〜。」
蓮「そんなことよりさ、飯行かない?俺腹減って死にそうなんだけど。」
蒼「・・・蓮、今飛鳥の方見ない方がいいぞ。」
蓮「え・・・・ひっ!ごめんなさい嘘です!」
松村「まあでも、お腹空いたんは確かやなあ。」
蓮「だ、だよな!ほら、松村もこう言ってるし、行こうぜみんなで、な!」
翔「良いけど、明日テストだよ?蓮いつも赤点ギリギリなのに大丈夫?」
蓮「1.2時間くらい変わんないって!な、西野さんも行くでしょ!?」
七瀬「うーん・・・うん、ななも行く。」
真夏「私は」
???「真夏〜帰るよ〜!」
真夏「あ、生ちゃん!ちょっと待ってて!ということなのでごめん、今日は行けそうにないや。また誘って!」
蓮「ジャイアン生田に言われたらしょうがないな。」
生田「おーい蓮くーん、聞こえてますよ〜。」
蓮「やべ・・・はは、冗談だって!」
蒼「じゃあ、残ったメンバーで行こうか。」
白石「そうだね、じゃあ、しゅっぱーつ!」
こうして蒼、飛鳥、白石、七瀬、蓮、翔、松村の7人でファミレスに向かうのだった。