新しい世界
第15話
休日のテーマパークのお昼時の混雑をなんとか乗り越え慌ただしい昼食を終えた。

「ふぅ、なんかバタバタしてゆっくりできなかったねぇ」

白石がつぶやく。

「まぁ、しゃーねぇっしょ!それよりどこ行く?」

持ち前の明るさを発揮する智大。

「そーだねぇ。そうだ、直樹とななみんどこか行きたいとかある?まだ何も乗ってないよね?」

「んー、私はどこでもいいかなぁ」

「うん。僕もどこでもいいよ?白石は?」

「うーん、私はお化け屋敷以外ならどこでも…」

「ななも…お化け屋敷無理やなぁ…2人決めてええよ?」

「俺はなんでも大丈夫よ」

「うーん、橋本どうしたい?」

1人では決めきれず橋本に振る。

「うーん、そうだなぁ私に決定権があるんだよね?」

橋本はそう言いながら少し悪い笑みを浮かべた。

「うん、そうだよ?ななみん決めて!」

「じゃあ、戦慄迷宮ね!」

悪い笑みが一層増した。

「ん?なにそれ?戦慄迷宮?迷路みたいなやつなん?」

西野が不思議そうな顔をして聞く

「わたしも知らないなぁなんか楽しそうだね!行こう!」

どうやら2人は戦慄迷宮の正体を知らないらしい。

「え、戦慄迷宮って…」

「智大?」

危うく口を滑らせようとした智大に目で言葉を送る橋本。

すると智大は理解したような顔をして黙った。

「よし!いこー!」

元気な声を出し橋本が先陣を切って戦慄迷宮えと向かっていく

「ななみんー!いくぞー!」

「まってー!ななも!」

まだ真実を知らない2人は楽しそうについていく。



「橋本って絶対ドがつくSだよね。」

「あれは怖いなぁ。」


橋本の末恐ろしさにビビる男2人であった。

■筆者メッセージ
投稿が2日空いてしまい申し訳ありません。。
週末とても忙しくて書く時間が取れませんでした…
今後、おそらく週末の更新は平日のようにいかないことも多々あると思いますがご理解くださるとありがたいです。
その分できるときには二本更新も頑張っていきたいなと…
今後ともよろしくお願いします!
ちぇくの ( 2018/11/12(月) 20:27 )