第2話「告白」part1
…………ちゅ…💕
寝ている〇〇の唇に
柔らかい感触が伝わる。
ぼんやりと目を覚ます〇〇。
ちゅ………💕
ちゅ……💕
ちゅ…💕
チュ❤️チュパ❤️
チュパ❤️チュパ❤️
〇〇 (そうだ…おれ異世界に来てて…)
目を開けると、
愛おしい奴隷が〇〇の唇を奪い続けていた。
ちゅ💕ちゅ💕
ちゅ💕ちゅ💕
ちゅ💕ちゅ💕
決して舌は入れず、
小鳥のようなキスを繰り返す。
ちゅ💕ちゅ💕
ちゅ💕ちゅ💕
ちゅぱッ❤️ちゅぱッ❤️
ちゅ💕ちゅ💕
〇〇「ふふ………。笑」
あまりの可愛さに笑ってしまう〇〇。
なぎの頭を右手で撫でながらキスを続ける。
なぎ「ん…💕」
(ご主人様おきた……💕)
れろれろ…💜
れろれろ…💜
むちゅ💕ちゅ💕
ちゅぱッ❤️
ちゅぱッ❤️
ちゅぱッ❤️
ちゅぱぁ…💓💓💓
〇〇「おはよう、なぎちゃん」
なぎ「おはようございますッ💕」
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乃木坂5期生奴隷ハーレム
第2話「告白」
登場人物
【〇〇】
異世界転生した20代男性。
【なぎ】
猫の獣人族。
生まれつき尻尾が生えていないため
外見は人間そっくり。
また、獣人のため
人間の子を妊娠しない。
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〇〇はなぎの頭を撫でながら
もう1度この状況を整理する。
(昨日、異世界転生して……なんだかんだあって10日間ホテルを無料で泊まれて……その間だけ奴隷をレンタルしてて……)
(あぁ、そうだった。)
〇〇は頭を撫でながら
なぎを見つめた。
なでなで💕
なでなで💕
〇〇 (おれ……この子を買ったわけじゃないんだ…)
あくまでこのホテルに滞在する10日間、
奴隷商から借りているだけである。
なぎは頭を撫でられて嬉しいのか
ニマニマ笑っている。
生まれてからずっと、
どこの環境でも仲間はずれにされてきた彼女。
〇〇はなぎが涙を流しながら自分の過去を話してくれたことを思い出す。
〇〇 (レンタル期間終わったら絶対買おう)
(そのためにも、お金貯めないと)
〇〇「よしっ」
「なぎちゃん、朝の支度をしようか。」
なぎ「はいッ💕」
・
・
・
・
・
朝食を済ませ、2人は街へ出た。
仕事を探すため、
なぎが昨夜教えてくれた役所へ向かう。
〇〇「なぎちゃんは、この街来たことあるの?」
なぎ「アオバには時々来ていましたが、詳しくはありません。」
「獣人ですから、普段は山で生活していました。」
〇〇「そういうもんか。」
役場に着いた。
あまりにも大きい。
入り口には
「アルディア王国・アオバ」と看板があった。
どうやらここは
アルディア王国という国の中の街らしい。
〇〇「ここ、入ったことある?」
なぎ「は、はじめてだす…」
「…です」
緊張している様子だ。
〇〇 (獣人だとバレて、差別的な目線を向けられるのが怖いのかな)
なぎ (獣人だとバレて、ご主人様にご迷惑をおかけしてしまったらどうしよう…)
なぎは生まれつき尻尾が生えていない
猫の獣人族としては異形の子である。
外見でバレることはまずないだろう。
〇〇「だいじょうぶ。」
なぎと手を繋いだ。
〇〇「さ、入ろうか」
なぎ「お、おお、お待ちくださいッ!」
なぎが慌てて腕を引いて〇〇を止める。
そしてもう片方の手で自分の首元を指差す。
なぎ「奴隷の首輪をつけておりますので…」
「その……奴隷と手を繋ぐ主人など……」
またこの世界の常識を教えてくれた。
〇〇「………そっか。」
「じゃあ入ろうか」
手を離して歩き出す。
なぎ (手を繋ぐのが嫌だというわけではないのですが……)
なぎは少し嬉しそうにニヤニヤして、
モジモジしながら〇〇の2歩後ろを歩いてついてくる。
ガチャ🚪
〇〇「うわー、広すぎて分からん。」
役場はかなりガヤガヤと騒がしい。
日本の静かな市役所とは正反対である。
〇〇「えーっと………?」
なぎ「………あちらだと思います。」
左側を指差す。
奴隷を連れている人はチラホラいた。
どうやら珍しいことではないようだ。
〇〇「なんかカッコいい剣持ってる人が多いけど、ほんとに合ってる?」
なぎ「冒険者の方ですね。」
「おそらく任務の依頼を見に来ているので、私たちと目的は同じです。」
〇〇「冒険者ギルドって書いてるけど、大丈夫?」
なぎ「はい。大丈夫です。」
〇〇 (ん………なんで読めるんだ、おれ。)
自然と目の前にある謎の言語を日本語訳できてしまう。
〇〇「おれ、冒険者になった覚えないんだけど…」
なぎ「冒険する人は誰でも冒険者を名乗ります。」
「日雇いのお仕事となれば、駆け出しの冒険者が行うものがほとんどかと。」
なぎ曰く、
冒険者は大きく分けて2種類。
言い方は悪いが「自称冒険者」と、
各街の冒険者ギルドから推薦され、国の試験を受けて認められる「認定冒険者」がいる。
そして認定冒険者にはランクもあるのだという。
〇〇「いやー、おれ戦いとかはあんまりしたくないなぁ。死にたくないし…ケガもしたくないし」
なんてブツブツ言いながら歩いていると
大きな壁の前に到着した。
仕事依頼の紙が大量に貼られてある。
〇〇「なぎ、分かんないから出来そうなの選んで。」
なぎ「しょ、承知しました……!」
背が高く、ガタイのいい冒険者に混じって色々と探す。
彼女は40秒ほどで
ぴょこんと人の束から出てきた。
なぎ「ご主人様、こちらはいかがでしょう?」
「先ほどケガをしたくないと仰っていたので」
ーーーーー
依頼者:〜〜〜。
依頼 :サマリの花の採取
報酬 :1輪につき10マーク
〜〜〜、〜〜〜〜、
〜〜〜〜〜〜〜〜。
ーーーーー
どうやら「マーク」というのが
この国の通貨の名前らしい。
〇〇「パン1つ買おうと思えば、いくらくらい必要?」
なぎ「ええっと………」
「120マークほどあれば……」
〇〇「じゃあステーキは?」
なぎ「………んー、ものによりますが」
「どんなに安くて3000マークは必要かと」
少しのズレはあるだろうが、
大体「1円 = 1マーク」と考えてよいだろう。
計算が単純で助かる。
〇〇「花1輪取ってきて10円か…」
「高いんか安いんか分からんな」
しかし、なぎがせっかく選んでくれたのだ。
これを断るつもりはない。
〇〇「よし、じゃあ行こうか」
依頼主は街の薬屋の店主だ。
まずは依頼書を持って店に向かい、
軽い挨拶をした後に花を探しに向かった。
どうやら薬の材料になるらしい。
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奴隷商の男が「猫の獣人族の特性」として
「跳躍力」「素早さ」と2つを挙げていたが、
なぎの動きは本当にすごかった。
ビュン!っと目に止まらぬ速さで草原を駆け巡り、
高速で花を見つけては摘んでいった。
・
・
・
薬屋の店主「おぉ、、、これはすごい」
店主の男性も驚いている。
〇〇「全部で2017輪ある。」
「数え間違いがあるかもしれないので、そちらでも数えてもらいたい。」
なぎに教えてもらった通り、
敬語は使わずタメ口で話す。
事前にもらった袋には入りきらなかったので、
途中で何度も新しい袋を貰いに来ていた。
薬屋の店主「さすがに時間がかかるな……笑」
「少し待っておいてくれ。」
そう言って男性は扉を閉めた。
〇〇 (袋貰いにくる時にその時点での成果物渡せばよかった……)
なぎ「ご主人様さすがです。」
考え事をしている〇〇に話しかける。
〇〇「いやいや、ほとんどなぎちゃんが採ったんでしょ。笑」
「めっちゃ足速いね。びっくりした。」
なぎ「ありがとうございます…//」
「でも、ご主人様の計算の早さにも驚きました。」
〇〇が摘んできた数と、
なぎが摘んできた数を足しただけである。
これに驚くということは
なぎは計算が苦手。
というか、そもそも習っていない可能性もある。
ガラガラ……
扉を開けて店主が出てきた。
薬屋の店主「たしかに2017輪だ。」
「ほい。報酬だ。ありがとう。」
〇〇は20170マークを受け取った。
薬屋の店主「2人がかりにしても早すぎるぜ。」
〇〇「あーー、いや、」
「1ヶ所に沢山生えているところを見つけてな」
嘘をつく〇〇。
薬屋の店主「ほー。それは珍しい」
「あまりにも早いもんだから、魔法や獣人でも使ったのかと思ったよ。」
やはりそう来たか。
嘘をついてよかった。
なぎの心臓がキュっと小さくなる。
薬屋の店主「また頼むよ。助かった。」
2人はホテルへ歩いて戻った。
なぎ「……ご主人様」
「やはり…獣人である私がお側にいるのは…」
〇〇「ううん。気にしなくて大丈夫。」
「おれ、なぎちゃんがいいんだ。」
〇〇はなぎの手を繋いだ。
〇〇「あんまり人いないし、別にいいでしょ。」
「広場まで手繋いでおこう。」
なぎは嬉しそうに笑う。
なぎ「はいッ💓」
- つづく -