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AKB48
かの日本を代表する作詞家 秋元康が手掛けるアイドルグループ。
初めは1桁の観客動員だったホームも今や、連日連夜満員…
さらには、日本各地の大箱のドームやホールでのチケットも即刻完売。
日本の音楽シーンを席巻し、世界にもファンを増やし続ける彼女たち…
そんな彼女たちは今、都内のとある収録スタジオにいた。
いつもと変わらぬ音楽番組の収録の為…
いつもと変わらぬパフォーマンスをしていた…
「はい、いったん止めます!」
「指原さん、体調でも悪いですか?」
その様子を伺っていた番組スタッフが撮影を止め、メンバーの一人にスピーカー越しに声を掛けた。
「指原どした?顔色悪いぞ」
見るからに体調の悪そうな指原と呼ばれた女性に近付いた別のメンバーが心配そうに尋ねる。
「…はぁ……、大…丈夫…です…。ちょっと…気分…が…!」
そう答えた次の瞬間
彼女は、たとえ医学的知識が無くても、一目で致死量と分かる量の血を口から吐き出し倒れた。
一瞬の空白の後、その場にいる全員が事態を理解した瞬間、きらびやかなスタジオは一転、悲鳴と混乱と怒号に包まれた。