ひとりぼっちの抵抗 その5
平手「サイレントドール。
とりあえず、あの子を殺さないように攻撃してくれないかな…うちは、うちで出来ることをするから。」
友梨奈は、言うとサイレントドールACT2から離れていた。
射程距離が、伸びたかどうかを確かめてみたかったからだ。
平手「少しは、お互いに動けるようになったみたいだね。」
サイレントドールは、殺さないようにと言うより、由依を傷つけないように剣のあまり殺傷能力の低い部分を相手に向けて戦っていた。
由依「ちぃ…思うように動けない。あいつさえ、こっちに引き寄せられれば…!」
由依は、通じないとわかっていながらもサイレントドールの攻撃を避けながら、蹴りやパンチなどで対抗をしながらも友梨奈も視界に入れていた。
S・DACT2「主人には、指一本触れさせない。
その前に、お前の時間を止める。私の新しい能力を味わうがいい。」
サイレントドールは由依の、蹴りを止めると目を光らせると由依の視界に入るように顔を動かした。
由依は、その光を見ると体が動かなくなると同時に自分の中に何かを感じているのか恐怖に目を見開き、その場で固まってしまった。
友梨奈は、慌ててサイレントドールを解除した。
心の中で、「この能力は怖い。私にも使いこなせないかも」と考えながら。
小林由依 再起不能「一時的にだが。」