本編
第8話
5日後。優暉と飛鳥は郊外にある遊園地に来ていた。平日で人も多くなく、アトラクションにもさほど苦労することなく乗ることができた。そして、休憩がてらに2人でベンチに座っていた。
飛鳥「次、あれ乗ろう?…優暉…?」
飛鳥が声をかけても優暉は反応しなかったので飛鳥は優暉の顔を覗き込む。
飛鳥「優暉?」
優暉「あ、あぁごめん飛鳥どうかした?」
飛鳥「なんでもないよ それより、次はあれ乗ろう?」
飛鳥が指を指したのは観覧車だった。
優暉「おっけ じゃあ、行くか」

飛鳥「すごーい!綺麗…」
観覧車の窓に張り付いて景色をを見ている飛鳥がそう漏らした。一方で優暉は雲一つない澄み渡った空をただじっと眺めていた。その優暉の様子に飛鳥も気づくが声をかけることはせずに観覧車が1周するのをただただ待っていた。観覧車を降りると優暉から飛鳥に声をかけた。
優暉「綺麗だったな景色も空も」
飛鳥「うん…そうだね」
優暉「どうかした?飛鳥」
飛鳥「なんでもないよ」
飛鳥は何も聞かなかった。聞かなくても優暉が何を考えていたのか分かってしまったから。

遊園地の帰り道。優暉は飛鳥を家まで送り届けると、飛鳥に背を向けた。その瞬間、飛鳥が優暉に後ろから抱きついた。
飛鳥「怖いよ…優暉がどこか行っちゃいそうで…。今日は…今日は一緒にいて…」
優暉は「分かった」と一言だけ応えた。その夜は優暉が飛鳥を抱き締めて眠った。ちょうど飛鳥と付き合い始めた頃から優暉は頭の鈍痛も夢もどこかへ行ってしまっていた。





未央奈の命日まであと4日ー。

■筆者メッセージ
どうもHikaです。第8話更新します。今回は優暉と飛鳥が付き合い始めて最初のデート回ですね。あまり、甘い雰囲気はありませんでしたが…。優暉の影が気になりますね←次回は飛鳥ちゃんのお家でお目覚めから始まります。

最後に意見や感想などのたくさんのコメントお待ちしております。前回の第7話で6拍手もいただきました!ありがとうございす!

それでは、この辺で失礼します。最後までお読みいただきありがとうございました!次回の第9話でお会いしましょう!
Hika ( 2017/10/24(火) 18:12 )