獄卒アイテム、ゲットだぜ!!
「これは何かしら?」
恭子が獄卒・ひよこ餅の残した物の中から、ある装置らしきものを拾い上げた。
「何でしょうね?」
美香も首をひねる。
恭子は何気なく装置を血まみれのグッドルッキングガイに向け、ボタンを押した。
すると、「活々(かつかつ)」という音声とともに、グッドルッキングガイが元の綺麗で元気な姿に戻ったではないか!
「ふーん、不思議ねえ…おちんちんまで元に戻ってるわ」
「ということは、お姉様?」
「物質的に元に戻った、というよりは、時間的に元に戻ったと考えた方がよさそうね」
「時間を元に戻してループさせる装置!」
「美香さん、冴えてるわね。問題は、こいつの使い途よね」
「この獄卒はどうします?」
「バカね、生き返らせたら同じことを繰り返すだけだし、この装置もこいつのものに戻っちゃうのよ」
「あ、そうか(テヘッ」
グッドルッキングガイは、爽やかに笑った。
「ああ〜ああ〜」とあらぬ声をあげるばかりである。