Les gens perdus 〜終点〜
プロローグ
01
「約束するよ」


 泣きじゃくる少女の前に小柄な少年は座り込み、小指を差し出した。


「大きくなったら、絶対に君を見つけるよ」

「本当?」

「うん。だからもう泣かないで?」

「約束だよ」


 指切りげんまんの唄が、小さな小屋の中で響き渡り、窓から月明かりが優しく二人を照らしていた。

黒瀬リュウ ( 2019/01/25(金) 02:45 )