第一章『絶対命令』
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村田は必死に腰を振り続けた。

だが彼が腰を振れば振るほど、中井に余裕が生まれた。

これまで数多くの男性との経験を重ねてきた彼女にとって、村田が性行為の上手い下手がすぐにわかったからだ。

彼はほかの男性と比べて、比較的上手なほうではない。

どこかに隙があれば、逃げ出すことができるのでは。

彼女はそう考えていた。

村田が苦悶の表情を浮かべるようになってきた。

そろそろ限界が近づいてきているのであろう。

自分にとってはまだまだ物足りなさはあったが、そんなことを言っている場合ではない。

相手には早急に果ててもらい、この部屋からの脱出を目論んでいた。


「ああっ・・・!イクッ・・・!」


大きな声を上げ、膣の中にあるゴムが膨らんでいくのを感じた。

満足した彼はしばらく動けなくなるはず。

今しかチャンスはなかった。

彼女は身を翻し、自らの蜜壷の中から彼の逸物を引き抜くと、裸のまま走ってドアへと向かっていった。

これで逃げられる。

そう思った矢先だった。

彼女がドアを開けようとした瞬間、先に開かれ、中に三名の男子生徒が入ってきた。

どれもどこかで見覚えのある顔ばかりだった。


「おう、村田。遅くなって悪かったな」

「悪い、先に楽しませてもらった」

「おいおい、俺らも混ぜろよな」

「な、なんなの!誰なのよ、あんた達!」


じりじりと詰め寄る彼らに、中井は少しずつ後ずさりをしていた。


「こいつらもあんたに虐められてたやつらだよ。まっ、下層部の人間の顔なんて、覚えてないか」

「なあ、この女、好きにしていいんだよな?」

「ああ、後はお前らのおもちゃにしていいよ」


村田の言葉に歓喜の声を上げた彼らは、華奢な中井の体を押さえつけ、口元を手でふさぐと、その蜜壷の中に大きなディルドバイブを挿入した。


「ん〜〜!!!んぅぅぅ!!!!」


彼女の抑えられた悲鳴を聞きながら、村田は一人部屋の外へと出て行った。

■筆者メッセージ
最近、ドラマや映画を見るのにはまってます。

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黒瀬リュウ ( 2017/07/22(土) 13:18 )