彼女、取扱注意。




































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§第2章§
ごほうび?…いやいや、屈辱。
ずっと動けないままだ。
どれだけ時間が立ったのか分からない。
窓から見える景色からは昼時なのが分かる。
お腹減ったな…
こんな事なら朝ごはん食べてくるんだったな…

ガチャン。

ドアが開く音がして彼女が現れた。
…ゲキカラだ。
確か今は甘口とか言われてたっけ…

甘口「りゅーくん、お腹空いてるんじゃない?」

隆治「…りゅーくん!?」

甘口「ほら、パン持ってきてあげたよ。」

呼び方はともかく…
確かに彼女の手には美味しそうなメロンパンが握られてる。
食事にまで気をかけてくれたのは正直嬉しい。
やっと手が…

隆治「ありがとう!ずっと手動かせなかったから痛かっ…」

甘口「はい、あーん。」

彼女は1口大にメロンパンをちぎって僕の口元に持ってくる。
あれ?
手、自由にして貰えないの?

隆治「えっと…手錠外して貰えたら自分で食べれ…」

甘口「ご飯、抜きにしても良いんだよ?…アハッ♪」

本当に甘口?

甘口「困っ…てる?食べさせて貰う事に困ってる?」

困った顔を見てか彼女がからかう。
そう言われて僕は仕方無く口を開ける。

甘口「アハッ♪良い子良い子、あーん。」

…!
このメロンパンおいしい!
ってそのメロンパン僕のじゃないの?
食べてるし…

甘口「ん…美味しい!はい、あーん。」

朝から何も食べてないから空腹だ…
だからこのパンを食べない訳にもいかない。
僕の辱しめのような食事はこうしてしばらく続いた。

■筆者メッセージ
第2章は橘 隆治くんのラッパッパ部室脱出までを考えています。
本日中に第2章終わりまで更新する予定です。
こらるめんて ( 2013/10/02(水) 23:38 )