彼女、取扱注意。




































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§第26章§
―Another episode 10・疑問―
おたべ「風紀委員会に従わんかったから彼女らに罰、与えたんやな?」

ラッパッパのトップである彼女が隆治に尋ねる。
ヲタ達が隆治を吹奏楽部部室に連れ込み、声を荒げながら現状を話しても彼女は顔色1つ変えなかった。

隆治「そうだね。…学校の公正のいらない部分は無くしていかなきゃ。」

隆治の表情にも余裕が見える。
自分がした事は当たり前、とでも言うように。

おたべ「…それなら仕方無いわな。」

ヲタ「おい!それって…」

おたべ「黙っとき。…それで、ゲキカラの事やけど…」

ヲタの発言はおたべに遮られ、なおもおたべは質問を続ける。

おたべ「ゲキカラはどうするつもりなん?」

ヲタ「おたべ!今は…」

おたべ「黙っとき言うとるやろ!…すまんなぁ、ウチの礼儀の無い部員が。」

ヲタ「………………………。」

普段怒りを露にしないおたべに怒鳴られ、ヲタは言葉を失う。

隆治「チームホルモンには良くしてもらってる。気にしてないよ。」

5人に向かい笑顔を向けるも、誰1人目を合わさなかった。
いや、恐怖のあまり合わせることができなかった。

隆治「玲奈は…抗争には出させないよ。…彼女は喧嘩に加わるべきじゃない。…優しい子だから…」

おたべ「…そうやな。…来て貰ってすまんかったなぁ、帰ってええよ。」

隆治「僕も話せて良かった。…じゃあ、また。」

おたべに促されたままに姿を消す隆治。
するとおたべは視線をムクチに向ける。

おたべ「…ムクチ、橘…もう居らへん?」

尋ねられてすぐに階段を確認する彼女。
そしておたべに向かって小さく頷いた。

おたべ「ヲタ、すまんなぁ。あの橘…偽者や。」

■筆者メッセージ
読んで下さってる方なら違和感ありましたよね、申し訳ありません。
今回は光くん救済回ですね。
光くんは変装トップクラスですが最後は失敗してしまいました。
こらるめんて ( 2013/10/16(水) 18:31 )