第六十七話
「この扉は…」
霊大たちが辿り着いたのはグランドの中に繋がる扉だった。
「鍵かかってますね…」
「誰か鍵見てねぇか?」
「私!さっき見つけたんです!これです!」
鍵を見つけたのは矢吹だった。
「でかしたぞ! これでここが開く!」
「へへっ…役に立ちましたか?」
「あぁ。連れてきて良かったよ。」
そして鍵を開けた霊大たちはグランドの中へと入って行った。
「うわ…中に入るとめちゃくちゃ広いな…」
「頑張って探しましょう。谷が頑張ってくれてる間に!」
「そうだな!全員手分けして探すぞ!」
全員が手分けしてグランド内を探した。15分くらい経った頃…
「霊大さーん!」
村重が大声で叫んだ。
「声がでけぇよ…!どうした…!」
「すいません…あ!ここ!ここになんか扉みたいなのがあったんですよ!」
「なに!?これは…」
霊大が壁を押すと隠し扉が現れた。
「村重!みんなを集めてくれ!」
「わかりました!」
全員が集まり、隠し扉の中へと向かった。
地下へと階段を降りて行った。長く暗い道を恐怖の中ただひたすら降りるだけだった。
「あ!ここが最後みたいです!」
「扉開けるぞ…」
霊大は恐る恐る扉を開けた。