第四章
第六十七話
「この扉は…」

霊大たちが辿り着いたのはグランドの中に繋がる扉だった。

「鍵かかってますね…」

「誰か鍵見てねぇか?」

「私!さっき見つけたんです!これです!」

鍵を見つけたのは矢吹だった。

「でかしたぞ! これでここが開く!」

「へへっ…役に立ちましたか?」

「あぁ。連れてきて良かったよ。」

そして鍵を開けた霊大たちはグランドの中へと入って行った。

「うわ…中に入るとめちゃくちゃ広いな…」

「頑張って探しましょう。谷が頑張ってくれてる間に!」

「そうだな!全員手分けして探すぞ!」

全員が手分けしてグランド内を探した。15分くらい経った頃…

「霊大さーん!」

村重が大声で叫んだ。

「声がでけぇよ…!どうした…!」

「すいません…あ!ここ!ここになんか扉みたいなのがあったんですよ!」

「なに!?これは…」

霊大が壁を押すと隠し扉が現れた。

「村重!みんなを集めてくれ!」

「わかりました!」

全員が集まり、隠し扉の中へと向かった。

地下へと階段を降りて行った。長く暗い道を恐怖の中ただひたすら降りるだけだった。

「あ!ここが最後みたいです!」

「扉開けるぞ…」

霊大は恐る恐る扉を開けた。

■筆者メッセージ
また間が空いてしまいました…申し訳ありません…
BASARA ( 2014/03/14(金) 22:46 )