第四章
第六十三話
なぜか2人いる森保は冷酷に笑みを浮かべ、銃を突きつけている。

「少しでも動いたらわかってるわよね?」

その場にいた全員に緊張が走った。当然森保が何をするかわかっている。矢吹は森保の恐怖からすでに泣き出している。

「ま、まどかさん…ほら!そんなことしないで谷と一緒に…」

"ドンッ!!"

「ひぃっ…」

「動くなって言ったでしょ?それとうるさい。」

森保は場を和ませようとした谷の横に発砲し黙らせた。

「それより。なぜ2人もいる? お前の力か?」

「そうよ。私の遺伝細胞(クローン)は可能なものならなんでも複数にする力よ。」

「なるほどな。それでお前が2人いるわけか。」

「そういうこと。」

冷静に力を説明している森保に指原が問いかける。

「もりぽ…もりぽはなんでこんなこと…?」

「なんでって…手伝ってあげてるのよ。」

「手伝い…?」

「そ。手伝い。頼まれちゃってさ。」

「外国人の女にか?」

「違うよ。メンバー。」

霊大たちは驚いた。森保の他にも犯人がいるというのである。

「ちょっとまて! お前だけじゃないのか!?」

「誰がそんなこと言ったのよ。」

「じゃあ…そろそろいいんじゃない?」

呆れた森保が突然そんなことを言い出した。

「もりぽ何言って…」

指原の言葉をかき消すように2つの言葉が聞こえてきた。

「あー演技するの疲れたー」

「ほんとほんと。まどかもお疲れ様。」

「嘘…2人も…」

声のする方向を向くとそこにいたのは兒玉と宮脇だった。

■筆者メッセージ
おはようございます!

最近は寒い日が続きどこも大雪で大変だったようですね…

風邪などに気をつけましょう。

今日は千里セルシーにともちんの新曲イベントに向かいます。楽しみです。

短いですがご了承ください。 新作はHKT編終了後に書きたいと思います。

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BASARA ( 2014/02/09(日) 09:53 )