第三章
第四十四話
「やっとついた…通天閣…」

2人は走り続け息が上がっていたがなんとか上へ登った。

するとまたも電話がかかってきた。

「もしもし。」

『ついたようだな。』

「あぁ。それで、次はどうしたらいいんだ?」

『通天閣のどこかに箱がある。それを見つけて場所を探すんだ。検討を祈るよ。』

「電話なんて?」

「通天閣のどこかに箱があるからそれを見つけて場所を探せって。」

「わかった。箱やんな?」

「あぁ。二手に別れよう。」

2人は二手に別れ通天閣内を探し回った。

「あった! 霊大君!見つけたで!」

「ほんとか!?中にはなんか入ってるか?」

渡辺が箱を開けると1枚の紙が入っていた。

「なんて書いてある?」

「んーとな。…読めへん….」

「貸してみろ。…なんだこりゃ?」

そこに書いてあったのは

『Eu voltar para a origem 』

「これなどっかで見たことあるねん…」

渡辺は首傾げ考えている。

「英語じゃないし…」

すると渡辺が…

「あ!思い出した!」

そう言うと彼女は携帯を取り出し何かを調べ出した。

「何調べてるんだ?」

「やっぱり…」

渡辺は霊大の話を聞かず1人でつぶやき、悲しそうな顔をしていた。

「なぁ?一体なんなんだよこれ?」

渡辺は悲しそうな顔をしたまま霊大の方を向きこう言った。

「これポルトガル語やねん…」



■筆者メッセージ
遅くなり申し訳ありません。

おかしな点などありましたらご指摘お願いします。

感想もお待ちしています。

新しく小説を書こうと思います! 今のところ考えているのは学園物なんですがヒロインを募集したいと思います。もしかしたら官能にも挑戦するかもしれません。よろしくお願いします。
BASARA ( 2014/01/09(木) 02:15 )