第二章
第二十七話
「どうした!?こ、これは…」

「珠理奈…なんで…」

そこには石化した松井珠理奈がいた。

「霊大君これって…」


「くそ!やられた…」

霊大はまんまと相手の思惑通りにやられたことに苛立った。

「芝っち。これ以上被害者を出さないためにメンバー全員同じ部屋に集めてくれ。」

「わ、わかったよ。」

その10分後一室にメンバー全員集められた。


「あの…芝さんに聞いたんですけどみなるんさんが偽物だったって本当ですか…?」

柴田が聞いてきた。


「あぁ。まだ本物は見つかっていない。」


「そうですか…」

「さっき珠理奈が襲われた。それで被害者を出さないようにメンバー全員ここに集まってもらったんだ。」

「わかりました。みんな!極力変に行動しないで!行動するときは数人で動いてね!」

さすがSのリーダー中西。このような状況でも冷静だった。

霊大も考えていた。珠理奈はなぜあのような状況になったのか。大場はどこに? 犯人は大場なのか? そんな考えをしていると古畑、木本がやってきた。

「あの霊大さん。」

「どうした古畑。それと木本か…」

「はい。あの…やっぱりみなるんさんが犯人なんですか?」

「この状況だとそう考えざるおえない。」

「そうですか…花音さんもショックみたいで…」

「みなるんさんが犯人って信じられなくて…」

「まだ決まったとは限らないぞ。ただ偽物だったことからそういう可能性があるっていう話なだけだ。」

「そうですか…とにかく犯人じゃないことを祈ります。」

「そうだな。ん?木本。肩に何かついてるぞ?」

そういって霊大は木本の肩についていたゴミをとった。

(これって…)

「あ、すいません。ありがとうございます!」

「いや。大丈夫だ。じゃあこのまま待機していてくれ。」

「わかりました。」

そういって2人はメンバーの所へと戻った。

「そういうことだったんだな…」



■筆者メッセージ
すいません。拍手メッセージがあること知らなかったです。遅くなりましたが返事させてください。
キングさん 玲奈は後々でてくる予定です。

さわひろさん 別の掲示板では学園モノでした!もうそのサイトは見れないと思います。


VioLaさん ありがとうございます! これからもよろしくお願いします。
BASARA ( 2013/12/16(月) 14:45 )