4話
和哉「そういうのは、彼氏に言ってくれるかな」
硬直から解放された和哉は、まどかの頼みを敢えて断る。何より、SEXの直前に彼氏の写メを見られて、悲しげな表情をされたくなかった。
まどか「ダメなんですか?会長のせいで・・・集中できないんですよ。だから、Hしてください」
練習に集中できないことと、SEXがどう関係あるのか、どう考えても和哉は分からなかった。
和哉「練習に集中できないこととH、どんな関係がある?」
まどか「それは・・・その・・・」
問われたまどかは顔を赤くし、再び沈黙する。まどかが話し出すまで手持ち無沙汰の和哉は、コーヒーを一杯、また一杯と時間を掛けてゆっくり味わいながら飲んでいく。
まどか「あの・・・会長のおちんちん見てからなんです。練習に集中できなくなったのって・・・彼氏とHしても・・・会長のおちんちんのことが頭から離れなくて・・・会長のおちんちんが入ったら、どうなるんだろうって考えたら・・・集中できなくなって・・・」
以前、まどかに一物を見られたことを思い出すが、それが原因で集中できないと言われても、和哉自身は責任は無いと思っている。
和哉「そう言うことなら、俺は悪くないよな?」
まどか「えっと・・・はい。あの・・・Hはしてもらえないですよね?」
女好きの和哉にとっては、まどかの申し出は断る理由は無い。それどころか、まどかに彼氏がいなければ、二人きりになった瞬間に、媚薬を飲ませて、調教したいと思っていたほど。
まどか「ダメ・・・ですか?」
和哉「良いけど・・・彼氏には内緒にしてくれよ」
まどか「当たり前です!こんなこと・・・彼には言えません」
まどかの申し出を了承したあと、保身を謀った和哉。まどかも彼氏を裏切る罪悪感からか、それに同意する。
まどか「じゃあ・・・お願いします」
和哉が了承すると、まどかは彼氏に抱き付くかのように和哉に抱き付く。