5話
里英「高校卒業後結婚した二人は末長く幸せに暮らしたとさ。めでたし、めでたし・・・・・・だったら、良かったな〜。思い出しただけでもムカつく」
ベッドに寝転び、妄想していた里英。拉致されたのは事実だが、実際に起きたことは、大きくかけ離れていた。
拉致された里英は、妄想とは違い、逃げられないように縛られていただけ。更に祐介達も、里英に手出しせず、授業が終わる時間まで、ゲームをしていた。
里英「一番ムカつくのは、会長だよね。北原がどうなっても良かったのかな?」
一人で来るように言われていたにも関わらず、生徒指導の教師を連れてきていた。しかも、その教師はオークションで謙二のアナルを犯し、それで和哉に脅され、言いなりなっている。
祐介達がどれだけ言い訳をしても通用せず、生徒指導室でみっちりと絞られる。
里英「まぁ、助けてくれたし・・・良いか。会長を主人公にした妄想小説でも書こうかな。真面目なのは嘘で、実は女好きって設定で」
この日から里英は、夜な夜な和哉を主人公にした妄想小説を書くようになる。
里英を助けたあと和哉は生徒会室に戻ると、元宏を呼び出す。
「岡田、用って何だ?」
和哉「野球部の部活停止処分は無かったことにする」
突然、処分は無しと言われ、元宏は喜ぶより先に、和哉の心変わりに疑問を感じる。
「何でだ?処分無しにしたのは」
和哉「野球をやってないと、あのバカが何をするかわからないからな」
あのバカと聞いて、元宏はすぐに祐介を思い出す。
「じゃあ、公式戦に出られるんだな?」
和哉「あぁ、部費は無しだけどな。板垣がバカなことしないように、気をつけてくれよ」
「分かった」
部費は無しだが、処分が無くなり、元宏は喜んで生徒会室から出ていく。結局和哉は玲奈とSEXできず、夜になって、奈々で性欲を発散させる。