3話
夕飯でのイタズラに始まり、和哉は様々な涼花のイタズラに襲われる。入浴中に照明を切られ、仕方無く浴室から出ると、パチンと背中を思い切り叩かれ、小さい紅葉が付けられる。
いつもとは違い、怒られないせいか、涼花は調子にのって、和哉にイタズラをしていく。
和哉「涼花ちゃん、子供はもう寝る時間だよ」
涼花のイタズラに苦戦中の和哉は、早く涼花を寝させるように仕向けるが
和哉「イタッ」
涼花「りょーは子供じゃないもん!」
頬を大きく膨らませた涼花に思い切り脛を蹴られるが、涼花の背中を押し、客間に連れていき、布団に寝かせる。安心した和哉は、ようやく勉強できると、張り切るが
涼花「お兄ちゃん、寂しいから一緒に寝よ」
枕を抱えた涼花が部屋に現れ、やる気を削がれる。これもイタズラかと疑っていたが、どちらにしても、邪魔をされるだろうと諦め、涼花と共に寝ることにする。
和哉「寂しいから一緒に寝よって、やっぱり涼花ちゃんは、子供だな〜」
イタズラされた仕返しに、和哉は軽く涼花をからかう。
涼花「りょーは子供じゃない、大人だよ!四月から中学校に行くんだから」
和哉「中学校に行ってない涼花ちゃんは、まだまだ子供だよ。中学生になったら、大人って言っていいかもね」
ムキになって反論する涼花が可愛いのか、和哉はもう少しからかう。
涼花「りょーは大人だもん」
和哉「イタッ・・・痛いって」
言葉と同時に、和哉の腕を思い切り叩き、反論の代わりにする。
涼花「だって、りょーはホントに大人なんだもん」
和哉「ごめん、ごめん。涼花ちゃん、おやすみ」
和哉が謝り、頭を撫でると、それで満足したのか、涼花は眠りに堕ちる。