17話
会場から出ると、和哉は調理場で敦子や優子と夕食作りのはずが
奈和「会長、私の部屋でHしませんか?」
調理場に入ろうとする和哉に、ピョンピョン飛び跳ねながら、奈和が近付く。それを見た玲奈達の纏う空気がピリピリしたものに変わる。
玲奈「会長は、これからみんなのご飯作ってくれるの!邪魔しないでください」
奈和「じゃあ、ご飯食べたら、Hしませんか?」
玲奈「ダメ!その後は明日の打ち合わせがあるの!」
奈和「じゃあ、そのあとで。私は彼女なんだし」
奈和は懲りずに和哉を誘うが、玲奈が和哉に代わり断り、麻友達が怖い表情をして奈和を取り囲む。
敦子「誰が彼女だって?」
優子「ちょっと、あっちゃん。包丁持ったまま行かないでよ、危ないから」
奈和の声は調理場まで届き、野菜を切っていた敦子が、包丁を持ったまま奈和の前に行く。
和哉「危ないから包丁は俺が持っていく。話は早く終わらせろよ」
敦子が持っている包丁を掴むと、和哉は他人事の様に調理場に入っていく。
玲奈・麻友・由紀「私が会長の彼女です」
由依「ウチが会長の彼女ですって」
敦子・優子「私が岡田君の彼女だよ」
玲奈達六人は、それぞれ自分が和哉の彼女だと言い争い、奈和や周りにいる彩達を驚かせる。
和哉「早くしろよ」
優子「あ〜、ごめんごめん。ほら、あっちゃん、行くよ」
調理場から和哉が敦子と優子を呼び、二人は一先ず争いから抜け、言い争いは、和哉達がテーブルに料理を並べるまで続いた。
玲奈「会長、お部屋で明日の打ち合わせしましょう」
和哉「あぁ、分かった」
玲奈「さ、行きましょう」
奈和に見せつけるように、和哉と腕を組み、部屋に戻る。