鬼畜な生徒会長の一年


























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15章 生徒会主催オークション編
17話
 会場から出ると、和哉は調理場で敦子や優子と夕食作りのはずが

奈和「会長、私の部屋でHしませんか?」

 調理場に入ろうとする和哉に、ピョンピョン飛び跳ねながら、奈和が近付く。それを見た玲奈達の纏う空気がピリピリしたものに変わる。

玲奈「会長は、これからみんなのご飯作ってくれるの!邪魔しないでください」

奈和「じゃあ、ご飯食べたら、Hしませんか?」

玲奈「ダメ!その後は明日の打ち合わせがあるの!」

奈和「じゃあ、そのあとで。私は彼女なんだし」

 奈和は懲りずに和哉を誘うが、玲奈が和哉に代わり断り、麻友達が怖い表情をして奈和を取り囲む。

敦子「誰が彼女だって?」

優子「ちょっと、あっちゃん。包丁持ったまま行かないでよ、危ないから」

 奈和の声は調理場まで届き、野菜を切っていた敦子が、包丁を持ったまま奈和の前に行く。

和哉「危ないから包丁は俺が持っていく。話は早く終わらせろよ」

 敦子が持っている包丁を掴むと、和哉は他人事の様に調理場に入っていく。

玲奈・麻友・由紀「私が会長の彼女です」

由依「ウチが会長の彼女ですって」

敦子・優子「私が岡田君の彼女だよ」

 玲奈達六人は、それぞれ自分が和哉の彼女だと言い争い、奈和や周りにいる彩達を驚かせる。

和哉「早くしろよ」

優子「あ〜、ごめんごめん。ほら、あっちゃん、行くよ」

 調理場から和哉が敦子と優子を呼び、二人は一先ず争いから抜け、言い争いは、和哉達がテーブルに料理を並べるまで続いた。

玲奈「会長、お部屋で明日の打ち合わせしましょう」

和哉「あぁ、分かった」

玲奈「さ、行きましょう」

 奈和に見せつけるように、和哉と腕を組み、部屋に戻る。

COM ( 2016/02/04(木) 02:31 )