鬼畜な生徒会長の一年


























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9章 生徒会合宿編
32話
玲奈「会長、大丈夫ですか?怪我してませんか?」

和哉「あぁ、大したことない」

 返り血を多少浴びてはいるが、和哉に殆どダメージは無い、数発殴られはしたが。

愛李「ライターとかハサミって何に使ったんですか?」

和哉「気になるなら行ってみろよ」

 気になった愛李は路地に向かう。

愛李「きゃーっ」

玲奈「あいりん、どうしたの?」

 叫び声に玲奈が愛李の所に行くと

愛李「玲奈さんは来たらダメです。ムフフフ」

 全裸で気絶している男達を見て、喜んでいた。

愛李「でも、会長の水着姿の方が興奮するな〜」

和哉「俺の水着姿が何だって?」

愛李「いえいえ、何でもないです」

 突然、背後に現れた和哉に驚き、愛李は後退りする。

玲奈「この人・・・達はどうします?」

和哉「ここに棄てても問題ないだろ。自力で何とかするだろ。財布だけは残してやってるし」

 冬空の下、全裸の男達の股間に財布のみを置き、携帯・鍵等は服と一緒に燃やしていた。路地から出ると、和哉は玲奈達を連れて街中を歩く。

愛李「長官、古川も付いていきます」

明音「ちょっと、あいりん」

 愛李達も和哉を追い掛けていく。

和哉「戻ってもやること無いし、少し遊ぶか」

麻友「良いですね〜」

 このあと、『少しだけ』遊ぶつもりが、気づけば、辺りは暗くなっていた。

由依「もうこないな時間に・・・」

和哉「じゃあ飯食べるか」

 遊びを終わらせると、昼食を食べたファミレスに。

愛李「そう言えば長官、あれはやり過ぎじゃないですか?」

和哉「何で?」

愛李「だって、こんなに寒いのに裸で放置するなんて」

和哉「逆らう男には厳しく、女には優しくが俺のモットーだから、あれくらいで良いんだよ」

 和哉のモットーに一人だけ、不満そうな表情をしている。

明音「じゃあ何で明音のことは助けてくれなかったんですか?」

和哉「えっ、女だったんだ?」

明音「キィィィィィ」

 和哉にからかわれた明音は、怒りを露に叫び声を出す。

玲奈「会長、ちゅりは単純だから・・・」

和哉「わかってる。予想通りの反応するから、面白くてな」

明音「キィィィィィ、明音を玩具にするな〜」

 ファミレスから出るまで和哉は明音をからかい続け、その度に明音の『キィィィィィ』という叫び声がファミレス内に響いていた。

COM ( 2016/04/26(火) 01:47 )