鬼畜な生徒会長の一年


























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9章 生徒会合宿編
25話
玲奈「ご主人様、どこに行くんですか?」

 クリスマスパーティーを抜け出した和哉は、玲奈を連れ、街まで自転車で二人乗りする。クリスマスムード一色の街に着くと二人乗りを止め、和哉と玲奈は二人腕を組んで歩き、寒さに震えながらも、玲奈は嬉しそうにしている。

和哉「明日の朝飯の材料、買っておかないとな。優子が調子に乗って全部使ったみたいだから」

 行き先はスーパーだとわかり、少しがっかりした玲奈だったが、和哉のために美味しい朝食を作ろうと、張り切って材料を選んでいく。
 買い物が終わると、すぐに戻るのではなく、イルミネーションで彩られた街を歩いていく。これで今、持っている物が食材じゃなかったらと、思う玲奈だった。

 和哉は戻るとすぐ、寒さに震える玲奈と一緒に男湯に行く。

玲奈「クリスマスにご主人様を独り占めできて良かった〜。でも、横山さんもご主人様と一緒に寝たいって言ってたから・・・」

和哉「由依は俺の言うことは何でも聞くから心配するな」

 由依が現れるかもと危惧した玲奈だったが、和哉の言葉で安心し、また由依が消灯時間になっても姿を見せないため、和哉と中出しSEXし、繋がったまま眠りに落ちる。

玲奈「おはようございます」

和哉「おはよう」

 玲奈が目覚めると、和哉は既に起きて玲奈の頭を撫でていた。身支度を整えると、二人で調理場へ。玲奈は手際よく調理をしていき、昨日の様な惨劇は起きない、と和哉に確信させる。

和哉「で、朝飯は何?」

玲奈「体が温まるようにチゲ鍋を作ります」

 朝からチゲ鍋?と思いながらも、安心した和哉は由依達を起こし、再び調理場に戻る。

玲奈「フフフ、アハハハハ、まだ中辛・・・・・・・・・フフフ、アハハハハ、まだ辛口・・・・・・・・・・・・アハハハハ、アハハハハ、これで激辛」

 調理場に戻った和哉は、怖い笑いかたをする玲奈が大量の唐辛子を投入している様を目撃する。チゲ鍋が危険だと判断した和哉は、部屋に戻り、念のために用意していたカップうどんを持って食堂に行く。
 和哉が食堂に戻ると、全員揃い、真っ赤なチゲ鍋とにらめっこしていた。

優子「ねぇ、味は大丈夫?」

玲奈「味見はしてますよ。ん〜ん、ピリッとして美味しい」

 玲奈は一人美味しそうに食べているが、それでも危険な色をしたチゲ鍋に不安を感じた優子は

優子「由依、食べてみて」

 由依に味見役をさせる。

由依「ホンマや、ピリッとして美味しい」

 由依も笑顔で食べていく。由依が美味しそうに食べたことで、敦子・優子・麻里子はチゲ鍋を一口食べ

優子「辛〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

敦子「水、水、水〜〜〜〜」

麻里子「何これ?」

 昨日に引き続き、惨劇は起きてしまう。

麻友「私、辛いの苦手です」

由紀「私も」

 麻友と由紀が辛い物が苦手と言うと、和哉はカップうどんを涙目になっている麻友に渡す。

由紀「まゆゆ、ズルい!ご主人様、私のは?」

 由紀の言葉を無視し、和哉は調理場に行く。調理場で一人用の鍋二つに和風出汁を作り、再び食堂に。二つの鍋に玲奈が作ったチゲ鍋の具材と僅かにスープを入れる。

和哉「ほらよ」

 由紀の前に置くと、もう一つを持って席に着く。

由紀「あ、これなら食べられるかも。っていうか美味しい」

 辛さが10分の1以下になったチゲ鍋を和哉と由紀は食べる。

優子「私のは〜?」

和哉「俺はやり過ぎるなって言ったよな!」

敦子「何のこと〜?」

和哉「麻友と由紀の体にあれだけ痕を付けたんだ、お前らはこのまま食え!」

 麻友と由紀の太股には無数の鞭の痕が付いていた。スカートから覗いている部分だけでもかなり酷いことになっている。見えない部分はこれ以上に酷くなっているのは想像に難くない。

麻里子「だからって、こんなの食べられるわけないでしょ!」

和哉「じゃあ俺が無理矢理食わせてやるよ!」

 麻里子の鼻を摘まみ、無理矢理口を開かせると、取り皿になみなみと激辛チゲ鍋のスープを入れ、麻里子の口へ一気に流し込む。吐き出さないよう口を押さえ、麻里子が全て飲み込んだとわかると、手を離し、次は優子の後ろに立つ。

和哉「お前らもああやって食べさせてやろうか?」

優子「丁重にお断りします。ねっ?」

敦子「うん、そだね」

 熱さと辛さで水を求めて走っていった麻里子を見て、敦子達は辛さを我慢しながら食べていく。

COM ( 2016/04/19(火) 00:00 )