鬼畜な生徒会長の一年


























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9章 生徒会合宿編
18話
優子「優子ちゃん特製女体盛り、ど〜だ!って、あっちゃんつまみ食いしたらダメ!」

 食堂に入ると、和哉達の目に裸でテーブル上に寝かされた由依と敦子の姿があり、由依の身体の上には天ぷら・唐揚げ・野菜炒め等熱い料理、敦子の身体の上にはサラダ・刺身等冷たい料理が載せられ、敦子は由依の上に載せられた唐揚げをつまみ食いし、優子がそれを注意する。

優子「この刺身醤油と天つゆは、あっちゃんと由依のまん汁入りの特製ブレンドだよ〜」

和哉「ハァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 優子が自慢気に盛られた料理の説明をするが、和哉は少し沈黙した後、一つ大きく溜め息を吐き、向きを変え、食堂から出ていこうとする。

優子「ちょっと、どこ行くの?和哉が喜ぶと思って頑張って作ったのに!」

 和哉が踵を返し、食堂から出ていこうとすると、優子は引き留めようとする。

和哉「あのな、食欲無くなるから、そんなことするなよな。ってことで、俺は食べに行ってくる」

玲奈「私は・・・会長に付いていきます」

麻友「私も会長に付いていきます」

由紀「ごめんなさい、私も」

 和哉が出ていくと、玲奈・麻友・由紀も後を追うように食堂から出ていく。

優子「あ〜ぁ、和哉は喜んでくれると思ったんだけどな〜」

敦子「優子、冷たいから早く取って」

由依「優子さん、ホンマに熱いから早く取ってください」

 和哉達が出ていくと、優子は落胆の言葉を吐く。落ち込む暇もなく、敦子と由依から料理を身体の上から退けるように言われ、残念がりながら、料理を皿の上に移す。

由依「ご主人様が喜んでくれるって言うからウチは熱いの我慢してたんですよ」

敦子「そうだよ、食欲無くなるって言われたのホントにショックなんだからね!」

 料理が身体の上から無くなると、起き上がった由依と敦子は、全裸のままクレームを言い、優子はタジタジになる。

由依「罰ゲームの女体盛りよりご主人様に食欲無くなるって言われたのが、ホンマにキツい罰ですよ」

敦子「ってことで、優子にも罰ゲーム。優子は夕御飯無し」

由依「優子さん、良いですよね?」

 不機嫌な由依と敦子の迫力に圧された優子はすがるように麻里子を見るが

麻里子「優子の困った顔が面白いから、そうしよっか」

優子「そんな〜〜」

 敦子と由依の提案に麻里子が載っかり、優子の夕飯抜きが決定。優子は三人が美味しそうに食べる姿を眺めるだけになる。

COM ( 2016/04/13(水) 00:38 )