鬼畜な生徒会長の一年


























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8章 メロンパン同好会 島崎遥香編
5話
 週明け月曜日の昼休み、和哉は呼び出すことを忘れていた部活の部長を呼び出す。

和哉「呼んだのは部長だけなんだけど・・・」

菜々「何かごめんな、付いていくってうるさくて」

 和哉が呼び出したのは、お笑い部部長の山田菜々。

朱里「うちらが居てないと話にならんと思うんやけどな。ななたん、おばかやし」

菜々「誰がおばかやねん」

 付いてきたのは部員の吉田朱里と

恵「邪魔せーへんから、いてもええかな?」

 上西恵。二人は部長の菜々だけでは不安だと思い、付いてきていた。

和哉「まぁいいけど・・・邪魔だけはしないように」

朱里・恵「は〜〜い」

 二人に釘を刺し、和哉は本題に入る。

和哉「お笑い部を同好会に格下げにするけど、問題無いよね?」

菜々「そんなん・・・」

朱里「そんなんアカン、格下げしたらアカン!」

 菜々の言葉を遮るように朱里が口を挟み、和哉は一つ深い溜め息を吐く。

和哉「邪魔しないように言った筈だけど」

朱里「朱里は邪魔するつもりは無かったんやけど、口が勝手に喋ってん。ホンマに悪い口やな」

和哉「次、邪魔したらガムテープで口を塞ぐからな」

 朱里を脅すと、和哉はコーヒーを一口飲む。

朱里「あ、ズルい!朱里も飲みたい」

和哉「邪魔しないようにこっちに座ろうな」

 朱里を引きずって少し離れた椅子に座らせると、ガムテープで椅子にぐるぐる巻きにし、喋られないように口を塞ぐ。

和哉「お笑い部を同好会に格下げするけど問題無いよね?」

朱里「格下げなんかしたら絶対にアカン!」

 声がする方に振り向くと、朱里の口からはガムテープが剥がされていた。そのせいか朱里の口の周りは赤くなっている。

朱里「けいっち、もっと優しくしてくれんと痛いやんか」

恵「急がせといてよう言うわ・・・って、ちょっと待ってや」

 和哉は恵もガムテープで椅子に固定し、二人の口を塞ぐ。

COM ( 2016/01/24(日) 12:27 )