3話
メロンパン同好会の解散が決まった翌日、和哉は駅前で遥香を待っていた。デートしてくれないなら玲奈とデートしたことを言い触らすと脅されて。
遥香「お待たせしました。さぁ行きましょう」
少し遅刻して現れた遥香は和哉の左腕に寄り添い歩き出す。
玲奈「ぱるるいいな〜」
由依「もう少し近付かんと、何言うてるか聞こえんかも」
麻友「もっと近付きましょう」
玲奈を尋問している最中の会話を愛李から聞いた玲奈達は、和哉と遥香の尾行をする。
愛李「皆さん静かにしてください。それと・・・サングラスしてくださいね」
尾行未経験の玲奈達は、愛李の指示に従い尾行を開始。サングラスを掛けこそこそしている四人の少女達は思い切り目立っていた。
遥香「お腹減ったからご飯食べた〜い」
和哉「はいはい」
丁度昼時、空腹になった遥香を連れてまだそれほど混んでいないファミレスに入っていく。和哉に気付かれないように玲奈達も遅れてファミレスに入る。
由依「あ、何か頼んだみたいですね」
麻友「私達も何か頼みませんか?」
和哉達に遅れること数分、玲奈達もメニューを見て注文。
玲奈「会長達、もう出るみたいだね」
由依「ホンマや、ウチらもそろそろ・・・」
和哉達がレジへ行くと、玲奈と由依も立ち上がろうとするが
愛李「あ、古川がデザートを食べるまで待ってください」
麻友「私もデザートを食べたいから待っててもらえますか?」
麻友までメニューを見ると、玲奈と由依は立ち上がることを止め、一緒になってデザートを注文する。愛李のナイスアシストで玲奈達の尾行はここで終わりを迎える。