5話
カレー部の次に呼ばれたのは、麻友が会長を務める二次元同好会。麻友目当ての男子生徒が多く所属し、同好会では学園一の会員数である。
麻友「高橋さんがご主人様の悪口を言いながら騒いでましたよ」
和哉「あぁ、カレー部は廃部にしたから、それでだろ」
麻友「そういうことでしたか・・・って、まさか私の二次元同好会も解散とかじゃないですよね?」
みなみが騒いでいた理由を知ると、麻友は同じ目に遭うのではと警戒する。
和哉「よく分かったな。そうだけど何か問題ある?」
麻友「何で私の二次元同好会なんですか?他にも同好会はいっぱい有りますよね?」
自らの居場所の一つ、二次元同好会を解散させられるかもしれないとなると、麻友は和哉に刃向かう。
和哉「二次元同好会は前の生徒会にいっぱい苦情が着てたんだよ。週に一度コスプレして校内を彷徨くってのが多かったな。他にも教室にフィギアを並べるとか、大音量でアニメの鑑賞会、アニメソングを歌いながら歩き回る等々、色々有ったな」
麻友「いいじゃないですか、私達は楽しくしてるんですから」
居場所と仲間を守るために麻友は更に刃向かうが
和哉「それだけなら良かったんだけど・・・理事会やってる会議室の前で騒いで理事長を怒らせたのは不味かったよな。いつからここは幼稚園になったんだって言ってたし。それからだよ、理事長が余計な部活や同好会を無くせって言い出したのは」
麻友「あわわわ、私達のせいですか」
今の状況を作ったのが自分達だとわかり、動揺する麻友。
和哉「わかったら、二次元同好会は解散でいいよな?」
麻友「・・・はい」
自身が今回の元凶だと分かると、さすがに麻友は落ち込んでしまう。
和哉「俺としてはこれで良かったって思ってるけどな」
麻友「何で・・・ですか?」
麻友が睨み付けるが、和哉は優しく麻友の頭を撫でながら微笑む。
和哉「麻友のエロい姿を見ていいのは俺だけだろ?麻友は俺以外のヤツに見られたいか?」
麻友「あ、はい。そうですね」
二次元同好会は解散になるも、笑顔で和哉に抱き付く麻友だった。