04
一般的な地下室のイメージとしては決して行為に最適な場所ではない。
特有の薄暗い照明、 埃をかぶり年期の入った家具、 重苦しい空気。 その悪環境の中では不安感、 嫌悪感しか生まれない。
最悪な思い出の一つになるだろう。
が、健太の言う秘密の地下室は違った。
白を基調とした清潔感溢れる内装に最新鋭の空気清浄機、 柔らかい低反発のベッド。
およそ地下室とは思えないほどの整った環境に気分が高揚したのか彼女の鼓動が腕越しに伝わってくる。
「優子ちゃん……優子ちゃんのここ、すごい早いよ……?」
健太は優子の胸に手を当て耳元で囁いた。
「あ……はぅう……」
「ふふ…優子ちゃん可愛い……怖がらないでも大丈夫だよ?
痛くしないから……」
子供に言い聞かせるような声色でそう告げるとベッドへ優子を横たわらせた。
小刻みに吐息が漏れている柔らかそうな優子の唇に自らの唇を重ねると二、三度彼女の身体が跳ねた。
「……そうとう敏感になってるみたいだねぇ……?」
悪戯な笑みを浮かべるとゆっくりと服を脱がしながら再び唇を重ねた。
「ん……ふ……!んん!!んぅ!!」
時間をかけて服を脱がすと窮屈そうな下着に包まれた豊満な双丘と愛液で滲んだ下着から薄っすらと見える痴丘が健太の目に飛び込んできた。
里中翔であれば某有名怪盗のような飛び込みをするのだろうが健太は違った。
陶器に触れるかの如く柔らかい手つきで彼女の双丘を揉むと甘い嬌声は一段と高くなり全身を震わせた。
「ひゃ……!ぁぁあ……!!ぁぁああん……!」
谷間に顔を近づけると汗が数滴谷間の奥へと流れ落ちていった。
健太は既に自己主張を始めた肉棒を彼女の谷間に滑り込ませたい欲望に駆られたがなんとか耐え凌ぎ、 慣れた手つきで彼女の下着のホックを外した。
すると、小綺麗な薄い桜色の突起とプリンのような弾力感のある双丘が目の前に現れた。
「ひゃ……はずかしいよぉ……」
恥ずかしそうに胸を隠す優子の頭を優しく撫でながら微笑む。
「優子ちゃん、自信持って?すごく綺麗なおっぱい持ってるんだから……」
「ホント……?」
「うん、ホントだよ」
安堵の表情を浮かべた彼女は恐る恐る手をどかし双丘を健太の口元に運んだ。
「けんた……くん…に…わたし…の……おっぱい……吸ってほしいな……」
「うん、じゃあ……遠慮なく」
胸の突起を口に含むと赤子のように夢中で吸引をはじめる。
「ひぅぅ!!んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!」
強過ぎず弱過ぎずの絶妙な力加減で吸引していると口の中にほんのり甘い風味が広がった。
「! はぁ…優子ちゃん……母乳でるの?もしかして……?」
「うん……あ、安心して?妊娠してないから……特異体質で中2になってすぐの時に突然出るようになったの……けんたくんは……おっぱい出る女の子……キライ…?」
「嫌いなもんか……むしろ好きだよ!カミングアウトしてくれてありがとう」
優しく抱きしめて唇を重ね合う。そして、 裸を晒すと彼女の視線は肉棒に釘付けになった。
「おっきい……」
パパのもこんなだったっけ?と遠い昔の記憶を思い起こそうとしているのだろうか、 しばらく肉棒を眺めて考える仕草をし始めた優子。
そんな父親と彼とを比べる彼女に叱るわけでもなく横たわるよう促すと正常位と呼ばれる態勢に入った。
「優子ちゃん……責任とれとは言ったけど、今ならなかったことにしてあげる。引き返すなら今のうちだよ?」
「ううん…いいの……初めては……健太くんがいいって決めてたから……だから…だから…!」
彼女の言葉を人差し指を唇に当て遮ると「わかった。最後まで言わなくてもいいよ……」と言い軽く唇を重ねる。
そして肉棒を恥丘にあてがうとゆっくりと挿入していく。
苦悶の表情を浮かべる優子に口付けをすると挿入途中で何かに引っかかった。
処女膜であろうと判断した健太は口内で舌を絡ませて快感を与え続けた。
深い口付けによる快感で破瓜時の痛みを軽減しようという作戦である。
「ん…!んぅう!ふぅう!!!んぅうぅぅぅ!!!」
見事に成功し、さほど痛がらなかった彼女に再び深く口付けると彼女は脚を健太の体に絡ませてきた。
「優子ちゃん……」
「健太くん……」
お互いを求めるかのようにうごめく舌に結合部……
「ん!ふぅぅぅ!ん!ん!ん!」
「ん!ん!ぷはぁ…はぁ…はぁ…中に…中に出すよ!」
「ぁぁぁぁぁぁ!はぁ……はぁ……きて!なかに……けんたくんの…!せいし……!ゆうこに…!ちょうだい!」
「ぅ!ぁぁぁ…!」
大量の精液が優子の子宮めがけ注がれる。
「んぁぁ!…はぁぁぁぁ……けんたくんのせいし……いっぱいきてるぅぅぅ……わたし……しあわせ…」
しばらくして息も整ってきた頃、優子は健太の腕の中で寝息を立て始めた。
彼女を起こさないように自分の部屋まで連れて行き布団をかけると次の獲物を求めてトイレへと向かい歩き始めた。
「さて、次は誰を犯そうかな……」