13
彼は愛液と精液にまみれた珠理奈を退けると脇にいる友美の胴体を片腕で抱え上げる様に持ち上げまじまじと彼女の肉体を眺める。
「ふむ…なかなかいい体に育ったじゃないか」
そして秘部に肉棒が入る直前の所で止めるともう片方の腕で友美の頬を張る。
「起きろ、友美!」
彼女はぼんやりと薄目を開き目の前の人物を確認する。
「うぅん……健…太…?」
「健太…だと?俺をあんな弱虫と一緒にするな。俺は健太じゃない。俺は総介。総ての人間の頂点に立ち総てを支配する男。健太を黒く染め上げたのもこの俺だ。」
彼は喋り終えると健太がかけた彼女の洗脳を解く。
「!?は、離せ!」
「おっと、暴れると入るぞ?」
「く、くそ……」
「女の子がそんな言葉を使ってはいけないなぁ…」
彼は彼女の顎を掴み冷笑を浮かべるとそれに対応するように彼女は憎しみを込めた視線を彼に向ける。
「いい目だ…その態度が変わって行く様を見るのが楽しみだ…」
しばらく彼を睨んでいた彼女はふとあることに気がつく。
この部屋に敦子がいない。
部屋を見渡すも居るのはゲスの男とその妹だけ。
彼女は自分が犯されても彼女が無事ならばそれで良かった。
無事に施設に帰還して機を見て仇討ちをしてくれればそれでいい。
そう考えている。
「敦子の安否が気になるか?」
「敦子は…敦子は無事なのか!?」
「教えてやっても構わないけどな、俺の子種を受け入れると誓え。そうすればいくらでも教えてやるさ…敦子の安否くらいな」
「誓うッ!誓うから!」
「では、契約成立だな。解放してやるからそこのモニターで見てみろ。敦子の様子を」
彼はあっさりと合体ギリギリの状態から彼女を解放するとリモコンを彼女に手渡す。
彼女は彼からリモコンを奪うとモニターの付近まで近づくとすぐさまリモコンのスイッチを押した。
そして画面に映し出された映像を見て彼女はリモコンを落とし愕然とする。
「あ……敦…子…?」
画面に映し出されたモニターには全身精液まみれになり四つん這いで天井に向かって尻を突き出しながら眠る変わり果てた姿相棒の姿が映し出された。
薄ら笑いを浮かべながら敦子をこの状態にした男が自分を背後から抱き締める。
殺したくて仕方が無いはずなのに罵詈雑言の一つでも浴びせたいはずなのに安心してしまっている自分がいる。
悔しい…のに嬉しい…
正常な判断がつかなくなってきた彼女が目にしたのは”眼”だった。
「いくら約束したと言えどそのまま犯されるのは嫌だろう?喜べ。俺が支配してやる。”俺の全てを受け入れろ。子種を拝領したら基地に帰りこう伝えろ。俺はいつでも待っている。寵愛して欲しければ自ら来いとな”」
彼は暗示を終えると乱暴に彼女の乳房を鷲掴み濡れそぼった彼女の秘部を肉棒で貫いた。
「んはぁぁあッッッ!健太様のおちんちんがぁ…入ってりゅぅぅぅ!!健太様ぁ…!んぁぁあ!ともにぃ…あん…!たくさん子供を…はぁ…はぁ…産ませてくだしゃいぃぃぃぃ!!!!」
「よく言えたな、友美?褒めてやる。たくさん出してやるからしっかり受け止めろよ?」
彼女の乳房の頂点の突起を摘み捻ると彼女から歓喜の声が上がる。
「はひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!ぁぁあぁぁあぁぁあ!あん!あっ!ぁぁあっ!!」
快感に悶える彼女に気を止めることなくリズミカルに腰を動かす。
ずっちゅ、ぬっちゅ!ずちゅ、ぬちょ!と卑猥な音がなるたび彼女の喘ぎ声もヒートアップしていく。
「やぁぁっ!ぁぁっ!ぁぁあ!あっ!あっ!あっ!あっ!ぁぁあぁぁあぁぁあぁぁあっっっっっ!!!!!」
人類にとって最大の天敵であるが最高の快楽を与えてくれもする彼の”能力”…その”能力”を惜しみなく使用する彼に敵う女性はいないのかも知れない。
膣内に射精された彼女は深層心理の中で密かにそう感じながら快楽の深みにさらに溺れていった。