笑顔が絶えない警察官































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第6章 遠藤さくらの受難
初めての体感
始まる音楽が流れ始める。
鶴木「おぉ〜。」
色んな映像が流れる。
さくらに賀喜、金川、早川、矢久保・・・
鶴木「かっこええな〜。」
そういえば、サイリウム貰ってたな。
それも2本。
鶴木「えっと、確か・・・」
ピンクと白に設定する。
曲に合わせて、サイリウムを振る。
見てて、不思議な感じがする。
歌って、手を振って、笑っている。
全員楽しんでいる。
これが、彼女たちの仕事なんだなって実感する。
鶴木「あ。」
さくらが俺の近くを通り、笑顔で手を振っている。
俺もそれに応えて、手を振る。
なんかいいよな。
鶴木「すげぇな。」
飛鳥「でしょ?」
鶴木「はい。」
山下「今度は、私たちのライブにも参加してよ。これよりもっとすごいよ。」
鶴木「休みが合えば行きますよ。」
飛鳥「いいじゃん、有給使いなよ。」
鶴木「いやです。理由があって使ってないんです。」
山下「ちょっとくらいいいじゃん。」
鶴木「いやです。」
梅澤「本当、固いね・・・」
次々に衣装が変わり、曲によって顔も変わる。
これがプロってやつだな。
鶴木「・・・」
俺も治安を守るプロだ。
そんな人間が、いちいちしょげていてどうするんだよ。
鶴木「ありがとう、さくら。」
〜〜〜〜
アンコールも終わり、俺はそのままライブ会場を後にしようと思ったが・・・
「あ、打ち上げがありますので、まだ残ってくれますか?」
鶴木「ふぇ?なんでですか?俺、ただの一般人ですよ?」
「いや、4期生の要望でして・・・」
鶴木「え、えぇ・・・」

■筆者メッセージ
諸事情で、今日も投稿します。
来週は、投稿するのが厳しいので、再来週にします。
満腹定食 ( 2022/06/06(月) 18:36 )