笑顔が絶えない警察官































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第5章 新生活と酒臭い街
引っ越し先は・・・
鶴木「・・・」
独身寮の部屋で、寝転がっている。
休みは休みなのだが・・・
鶴木「引っ越し、どうしよう・・・」
新橋駅前交番は、今の独身寮から2時間もかかる。
原則約1時間30分圏内で、出勤しないといけない。
だから、引っ越しをしろと通達が来ている。だが・・・
鶴木「はぁ〜、なんで近場が空いてないんだよ。」
新橋から1時間30分圏内にある独身寮が埋まっている。
だから、不動産に行き安くていい物件を探さないといけない。
物件を探しているが・・・
鶴木「東京って、どこも高いな〜。」
時期もあるのか、安めの物件がなく7万以上の賃貸しかない。
鶴木「はぁ〜、どっすか〜。」
家なしは、流石にあかんから少し高くても我慢するか・・・
Prrr
鶴木「はい、鶴木・・・」
『あ、賀喜です。あの〜、今日ですよね?出掛けるのって。』
鶴木「え?」
時計を見る。
現在10時15分。
鶴木「や、やべぇ!!」
〜〜〜〜
〇〇駅
鶴木「はぁ、はぁ、はぁ!」
賀喜「こっちで〜す!!」
鶴木「ご、ごめん!はぁ、はぁ。」
賀喜「大丈夫ですか?どこか悪いとかは?」
鶴木「な、ない、はぁ、はぁ。とりあえず、行こうか・・・」
賀喜「あ、はい。あ、チケットは、発券しておきましたよ。」
鶴木「あ、ありがとう。」
今日は、賀喜と映画を見る。
開演時間には間に合ったが、時間を守れていない。
しっかりしないと・・・
〜〜〜〜
賀喜「映画、よかったですね。」
鶴木「いや〜、久々だったから、おもろかったな。」
アニメのも映画を見たのは、久々だ。
あてもなく歩く。
鶴木「・・・」
賀喜「どうしたんですか?」
鶴木「ん、あ、べ、別に。」
賀喜「もしかして、警察官を・・・」
鶴木「ないない!!いや、ただ・・・」
賀喜「ん?」
鶴木「異動になったんや。」
賀喜「あ・・・」
鶴木「それで、引っ越しすることになったんだけど、いい物件がなくてな〜。」
賀喜「そうなんですか・・・」
鶴木「いや、そんなに遠いところじゃなくてな。今のところだと2時間かかるからどうしようって思ってな。」
賀喜「それって、手伝うことってできますか?」
鶴木「あ、いい・・・え?」
足が止まる。
鶴木「え、なんて?」
賀喜「手伝うことはできますかって、言いました。」
鶴木「い、いや!いいよ!俺は、大丈夫だから!」
賀喜「いや、いい所があるんですよ!そこなら鶴木さんもいいと思いますし!!」
鶴木「いいから!」
賀喜「ダメです!!」
鶴木「あ、やべぇ。」
大声を出していたから、周りの人が注目する。
鶴木「い、行こう!」
賀喜「は、はい!」
〜〜〜〜
鶴木「はぁ〜、あとは、俺がするからいい?この話に入ってこないこといいね?」
賀喜「ダメです。」
場所を移動して神社のベンチに座っている。
鶴木「いいから・・・」
Prrr
鶴木「はい、鶴木・・・」
『話は、聞きましたよ。』
鶴木「さ、さくら?!」
さくら『あ、物件は見つかりましたので、安心してください。では。』
鶴木「ち、ちょっと?!」
すぐ切られた。
鶴木「え、えぇ・・・」
賀喜「そういうことです。」
鶴木「し、仕事が早いな〜。」
ーーーー
5日後
鶴木「うわ〜、なかなかいいところじゃねぇーか。」
物件が決まったから、引っ越しをした。
場所は、さくらから昨日に聞いて電車で移動した。
着いた先は、5階建てのマンションだ。
オートロックもあるし、絶対高い。
鶴木「はぁ〜、嫌だ・・・」
「あれ?鶴木さんやん!」
鶴木「ふぇ?」
そこには・・・
早川「何してるん?」
鶴木「え?なんでいるん?」
早川「ここ、乃木坂の寮やで。」
鶴木「え、え?」
思考が止まった。

満腹定食 ( 2022/05/22(日) 09:14 )