笑顔が絶えない警察官































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第4章 信じたものは折れない
嫌な臭い
鶴木「ん〜、なかなか手がかりないっすね。」
村井「奴らは、そんなすぐに正体を出すわけねぇーだろ。」
とりあえず、聞き込み。
けど、有力情報がない。
地道にやるしかないが・・・
鶴木「どうします?」
村井「どうするもこうするもねぇーだろ。」
ジッ!
『本部から捜査員へ、本部から捜査員へ。⬜︎⬜︎公園に変死体があるとの通報を受けた。至急、向かわれたし。』
村井「鶴木!」
鶴木「はい!」
〜〜〜〜
村井「ぐぅ!これは・・・」
鶴木「や、やばいっすよ・・・」
言われた公園に着くと、火で何かを炙った臭いが充満していた。
そして、公園の真ん中にはほぼ同じような形で男が倒れていた。
「おい!邪魔だ!!」
鶴木「なんだ?」
村井「刑事2課だ。奴らも追っているんだよ。」
柄が悪いけど、組織犯罪を追っている部署だ。
たぶん、村井さんはそこを目指しているんだと思う。
「お、村井じゃねぇーか。」
「また逃すんだろうな。」
鶴木「ちょ、ちょっと!あん・・・」
村井「よせ、鶴木。あとは、任せるぞ。」
鶴木「む、村井さん!」
俺は、村井さんに引っ張られて現場を後にする。
〜〜〜〜
鶴木「村井さん!いい・・・」
村井「よくねぇよ。だから、今回の事件を追っているんだよ。」
鶴木「・・・」
村井「尻尾を見つけるまで、俺たちでどうにかして動くぞ。」
鶴木「わ、わかりました・・・」
村井さんが、ムキになっているのは分かっている。
けど、これは村井さんと薬物組織との因縁を終わらせるための事件だ。
どうにかして、解決したい。

満腹定食 ( 2022/05/06(金) 20:18 )