笑顔が絶えない警察官































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第4章 信じたものは折れない
長引く模様
鶴木「村井さん、これは・・・」
村井「あぁ、ポン中だな。」
110当番通報が入り、俺と村井さんが現場に近かったため、すぐさま急行した。
内容は、40代くらいの男性が死んでいると聞かされた。
現場に着き、男性を見ると痩せこけて、目が逝っている。
完全にやっている。
村井「こちら、〇〇交番村井。現場に到着。男性は、死亡している模様。なお、薬をやっている可能性が高い。身分証明はまだ見つかってない。どうぞ。」
村井さんは、本部に報告している。
俺は、死亡している男性を観察する。
指紋がつかないように、白手袋をして色々見ていく。
村井「何か見つかったか?」
鶴木「今のところは何もないですね。あ、財布がありましたよ。」
村井「身元特定はできるか?」
鶴木「えっと・・・あ、免許。」
免許証が出てきた。
更新が切れて使えない。
村井「免許証を発見。名前は・・・」
鶴木「ん?」
ズボンのポケットに何か入っているようだ。
俺は、ポケットに手を入れる。
ガサゴソ・・・
鶴木「なんだこれ?」
紙と注射器が出てきた。
紙には、何かの模様が入っていた。
村井「おい、それは・・・」
鶴木「え?村井さん、知っているんですか?」
村井「あぁ。これは、長引くぞ。」
村井さんは、いつにも増して険しそうな顔をしている。

満腹定食 ( 2022/05/05(木) 18:29 )