笑顔が絶えない警察官































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第3章 鶴木と乃木坂
ラーメン禁止は無理です!!
とある日
村井「おい、鶴木。」
鶴木「はい?」
村井「お前、最近顔テカリすぎだろ。」
鶴木「え?!なんで、そんなこと言うんすか?!」
村井「いや、お前、顔が光っているぞ。」
鶴木「へぇ?!」
業務についてから、村井さんにこんなことを言われた。
村井「お前、最近、食生活偏っているだろ。」
鶴木「そんなことはないっすよ!」
俺は、朝は独身寮の飯を食べて、昼はサラダチキンと茹で卵とおにぎり、晩も独身寮の飯を食べている。
そんなことはないはず・・・
村井「嘘つけ、今月のラーメンは?」
鶴木「あ・・・」
そういえば、今月結構行ってたな。
村井「何食食べた?」
鶴木「え、えっと・・・」
村井「20食行ってるだろ。」
鶴木「・・・」
村井「おい。」
鶴木「30・・・」
村井「はぁ?!だから、顔がてかるんだよ!!それよりお前、ここに来てから顔が膨れているじゃねぇーか!!」
鶴木「そ、それは違・・・」
村井「嘘つくな!!ほら、手帳を出せ!手帳!!」
鶴木「い、いやです!!」
この後、村井さんからお叱りを受けました。
ーーーー
2日後
鶴木「はぁ〜。」
さくら「溜息ついて、どうしたの?」
鶴木「ん?いや、うん・・・」
さくら「それより、言っていいかな?」
鶴木「何を?」
さくら「鶴木君、ちょっと太った?」
鶴木「ぐぅ、やっぱり?」
さくら「それを誰かに言われたの?」
鶴木「まぁ、先輩に。」
さくら「だったら、辞めといた方がいいと思うけど・・・」
鶴木「やだ!俺の生きがいだから、無理でぇす!!」
こっちに来ての楽しみは、ラーメンを食べる以外ないから、それを禁止されてはどう生活すればいいかわからん。
さくら「私と出かけるのは?」
鶴木「それとこれとは・・・」
さくらは、俺の顔に近づいてくる。
鶴木「おぉ?!」
さくら「どうなの?」
鶴木「お、抑えます・・・」
さくら「うん、それでいいよ。それより、かっきーと腕を組んで歩いたんだよね?」
鶴木「へぇ?なぜ・・・」
さくら「かっきーから自慢された。」
鶴木「なぬ?」
そんな子だったのかよ。
さくら「じゃ、私とは手を繋いで歩いてね。それで許してあげる。」
鶴木「えぇ・・・まぁ、わかりました。はい。」
俺はさくらの手を繋ぐ。
少し温かい。
ラーメンを禁止にするのは無理だが、こうやって歩くのはいいな。
さくら「あ、ここに乃木坂の先輩が、おすすめしてたお店があるから行こう。」
鶴木「はいはい。」
ラーメンは、控えよう。
月15くらいに。

満腹定食 ( 2022/04/30(土) 12:28 )