笑顔が絶えない警察官































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第24章 お姉さんが好き?
純粋デート
鶴木「えっと、確か・・・」
さくらから
さくら『先輩からここに来てほしいって連絡が来たから、ここに行ってね。絶対ね?わかった?』
と不機嫌そうに伝言を言われたので、来てみたものの・・・
鶴木「いない・・・」
本当にここなのか?
10分くらい待って来なかっ・・・
目の前が真っ暗になる。
鶴木「わぁ?!な、なんだ?!」
「ふふ、誰だと思う?」
え?誰だ?
少しテンパっているが、徐々に落ち着かせて・・・
鶴木「あ、松村さん?」
「当たり〜!よくできました〜!」
そのまま抱きつかれて、頭を撫でられる。
鶴木「ち、ちょっと、恥ずかしいです。」
松村「ええやん、減るもんじゃないんやから。」
鶴木「そうですけど、どうしたんですか?」
松村「ん?こう言うことしたかってん。」
鶴木「わかりましたから、離れてください。」
松村「えぇ〜、しゃーないな〜。」
離してくれた。
鶴木「で、これからどうするんですか?」
松村「ん?デートしてほしいねん。」
鶴木「なるほど。どこにいきますか?」
松村「決めてない。」
顎に手を当てて、ぶりっこをする。
鶴木「はぁ〜、わかりました。今の職場の上司に教えてもらった紅茶がうまい店に行きましょうか。」
松村「え?!そんなおしゃれなとこ行くん?!成長したな!!えらい、えらい!」
鶴木「ち、ちょ!!やめぃ!!」
松村「じゃ、行こ!!」
〜〜〜〜
松村「おいしかった〜、なかなかええ店やん!」
鶴木「そうですね。」
杉下さんに教えてもらった店に行ってみた。
色んな紅茶を飲めて、すごい勉強になった。
松村「あ、海近いねんや!」
鶴木「あ!ちょっと!!」
松村さんは、走って海に向かった。
松村「気持ちええわ〜。」
鶴木「・・・」
今日の松村さんは、ずっと笑顔でいる。
だが・・・
鶴木「無理しなくていいですよ。」
松村「ん?なんで、そんなこと言うん?」
鶴木「聞いてますよ。別れたって。」
松村「誰から?」
鶴木「白石さん。」
松村「そうなんや・・・」
某有名youtuberと別れたと白石さんから聞いた。
ちょっとの間、暗かったらしい。
今は、それを感じさせないために笑っていたようだが、だいぶ無理している。
松村「そろそろ前向かなあかんねんけど、まだ彼の顔が頭に浮かぶねん。」
鶴木「・・・」
松村「お願い聞いてくれる?」
鶴木「どうぞ。」
松村「私の胸にきて。」
鶴木「はいはい。」
俺は、松村さんに抱きつく。
松村「やっぱ癒されるわ。」
鶴木「時間はいっぱいありますよ。」
松村「ありがとう。」
俺の頭に水のようなものが落ちている感覚があるが、今はほっておく。
ーーーー
数日後
鶴木「・・・」
さくら「何を見ているの?」
鶴木「ん?ネット記事。」
さくら「あ・・・」
そこには
[松村沙友理、ドラマ主演に選ばれる!]

満腹定食 ( 2023/03/19(日) 20:03 )