笑顔が絶えない警察官































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第24章 お姉さんが好き?
左手は添えるだけ
ダムダムダム
鶴木「・・・」
「君、本当に初心者?」
鶴木「そうですけど?」
「ふ〜ん、でもバスケ歴は私の方が長いんだよ!」
鶴木「っ!」
シュ!シュ!
ジッ!ザッ!
「そこっ!」
鶴木「あっ!」
ヂッ!
ボールが指に触れて、飛んでいく。
鶴木「くっそ〜。」
「へへ、バスケ女子なめんじゃないよ。」
鶴木「はいはい。美穂さん。」
美穂「よろしい。」
なんで、バスケ対決をしているのかと言うと・・・
ーーーー
2日前
Prrr
鶴木「今度は・・・」
[佐々木久美]
鶴木「はい、もしもし?」
久美「おひさ〜、元気?」
鶴木「元気、じゃ。」
久美「ちょ、ちょ!ちょっと待って!」
鶴木「なんですか?仕事現場には行きませんからね?」
久美「違うから、次のお休みの日に、〇〇運動公園に行ってほしいの。」
鶴木「なんで?」
久美「身体動かしたいよね?」
鶴木「まぁ、はい。」
久美「て、ことでよろしく。」
鶴木「・・・はぁ?」
ーーーー
と言うことで、〇〇運動公園のバスケコートで、タイマン対決をしている。
鶴木「はぁ、しんど。」
ベンチに行き、スポドリを飲む。
ゴクゴク!
鶴木「ぷっはぁっ!うんま。」
1時間くらいやっていた。
真剣勝負ってなんかいい。
美穂「私にもちょうだいよ。」
鶴木「どうぞ。」
スポドリを美穂さんに渡す。
鶴木「あ。」
ゴクゴク!
美穂「美味しい!」
間接キス・・・とは言わないでおこう。
美穂「それよりさ。」
鶴木「はい?」
美穂「ガチで勝負しよ?」
鶴木「いいですけど?」
美穂「わかった。シュート決めたら、終わりね。」
鶴木「はいはい。」
バスケコートに向かい、準備をする。
一発勝負・・・
美穂「よぉい・・・」
鶴木「どん。」
ザッ!ジッ!
ダム!ダム!ダム!
美穂「甘いね!」
鶴木「あっ!」
ドリブルで綺麗に躱される。
美穂「いただきっ!」
ダン!ゴロゴロ〜!
鶴木「しまった・・・あ?」
ポロッ!
美穂「え、えぇ〜!!」
ボールは虚しくもゴールに入らなかった。
鶴木「じゃ、次は俺だな。」
美穂「絶対入れさせないよ!」
鶴木「へいへい。それじゃ・・・」
ダッ!
美穂「そこっ!」
スカッ!
美穂「えっ!」
ドサッ!
鶴木「仕返し。」
美穂「くっそ!」
鶴木(入れる。)
左手は添えるだけ・・・
ヒョイ・・・
ボールは綺麗な放物線を描き・・・
ドサッ!
美穂「う、嘘っ?!」
鶴木「よっしゃ!!」
俺も勝利。
〜〜〜〜
鶴木「いや〜、勝った勝った。」
美穂「悔しい〜!!」
昼飯はカレーを食い、奢ってもらった。
勝負は勝負。
鶴木「では、また。」
美穂「次は勝つから。」
鶴木「逃げませんから〜。」
俺と美穂さんは、目を合わせると・・・
鶴木・美穂「にしし。」
と笑った。

満腹定食 ( 2023/03/12(日) 19:31 )