笑顔が絶えない警察官































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第2章 生活の差
電話口論
遠藤side
遠藤「え、本当に?」
早川「ほんまやで!あと、やんちゃんも合流するから!」
賀喜「やんちゃんは、寝坊しちゃったからね。」
矢久保「すいませ〜ん!ここの隣に座って大丈夫ですか?」
「お席空いてますので、どうぞ!」
かっきー達は、私と鶴木君が、座っている所の左隣に座る。
誰にもばれたくなかったのに・・・
早川「なぁ?さくちゃん、あの男の人って友達なん?」
さくら「うん。友達だよ。」
矢久保「けど、私たちにする顔とあの男の人にする顔は、違うかったよ。」
さくら「え?!そ、そう?!」
賀喜「もしかして、最近になってソワソワしていたのって・・・」
「やから!!受け取れや!!かーちゃんがどうのこうの言ってるんじゃなくて!!俺は、ひき出さないからな!!!!」
店の外から、大きい声が聞こえた。
たぶん、鶴木君。
〜〜〜〜
鶴木「とーちゃん?どうしたんや?」
父『裕太、また多めに金を振り込んだやろ?』
鶴木「あぁ、ちょっと前に署長に表彰されたからその賞金が入ったからな。」
父『前にも言ったやないか。金は、6万でいいって言ってるやないか。』
鶴木「いやいや、6万でいけるわけないやないか。かーちゃんの治療費でしんどいんやろ?」
父『だから、俺の実家に帰って節約できる分は、色々と削っているんやろ?』
鶴木「それでもしんどいやないか。あれは受け取ってくれ。」
父『いや、お前はお前の生活があるやろ?俺とかーちゃんのことは、気にするな。』
鶴木「いや、気にするわ。かーちゃんは、病気と戦っているのに・・・」
父『気にするなって、言ってるやん。金は、自分のために・・・』
鶴木「やから!!受け取れや!!かーちゃんがどうのこうの言っているんじゃなくて!!俺は、引き出さねぇーからな!!」
父『お、おい!ゆ・・・』
無理矢理電話を切った。
鶴木「たく、受け取れや、ぼけぇ。」
店に戻る。
鶴木「あ・・・」
さくらと店に入った3人組が、俺を見ていた。
鶴木「聞いてた?」
さくら「最後の方だけ・・・」
「それより、さくちゃん。この人は?」
さくら「えっと・・・」
鶴木「まぁ、俺が言うわ。鶴木裕太、警視庁に所属している警察官やわ。」
「え?!警察官?!」
「さくちゃん、いつの間に警察官の人と仲良くなったん?!」
「あ、もしかして・・・」
さくら「助けてもらった人・・・」
「「「やっぱり!!」」」
「ごめ〜ん!寝坊しちゃった!!」
また増えたようだ。
「すいませ〜ん。」
それに頼んでいたものも来たらしい。
鶴木「まぁ、食べながらあんたらのことを聞かせてくれや。」

満腹定食 ( 2022/03/29(火) 08:32 )