笑顔が絶えない警察官































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第22章 走り過ぎる年末年始
ご挨拶
鶴木「・・・」
さくら「緊張してる?」
鶴木「当たり前だろ。」
正月休みに入った。
年末は、すごいことが起きた。
亀山さんが警察官に復帰した。
なんでも汚職議員が警察庁に抗議したとかで・・・
それで、俺の直属の上司になった。
けど、まだ杉下さんについて行くことになりそうだけどな・・・
鶴木「はぁ〜、なんかやだな。」
さくら「いいじゃん。いつも突っ込んでいくんだから・・・」
鶴木「あのな?事件とこれとは別なんだよ。」
事件に関しては、人を守るために突っ走るが、これに関しては違う。
さくらの親がどう出てくるのかわからないし、怖すぎる。
『次は〜、名古屋。名古屋です。』
さくら「着いたよ。ほら、準備しよう。」
鶴木「はいはい。」
〜〜〜〜
さくら「ただいま〜。」
「おかえり〜!!」
女性の声がする。
さくら母「お正月休み貰えたのね。あら?そちらは・・・」
さくら「言ってた人。」
さくら母「あぁ〜、鶴木さん?」
鶴木「はい、鶴木です。少しの間お世話になります。」
さくら母「いえいえ、じゃ上がって。」
鶴木「お邪魔します。」
俺は、さくらの実家に入る。
人の実家に入るのは初めてだな。
さくら「ただいま。開けましておめでとう。」
さくら父「開けましておめでとう。」
リビングにはさくらの父親がいた。
さくら父「誰だ?」
さくら母「さくらの大切な人ですよ。」
さくら父「そうか・・・」
鶴木「すいません。お正月の間、お世話になります。」
さくら父「ん。」
まぁ、正しい反応だな。
さくら母「もぅ〜、お父さんたら。ごめんね。」
鶴木「いえいえ、少しの間お世話になります。」
ちょっとだけ、空気がピリついている。
〜〜〜〜
さくら母「ご飯ですよ〜。」
さくら「今日のご飯は?」
さくら父「そばだぞ。」
さくら「やった〜!」
鶴木「・・・おぉ〜。」
さくらの親父さんが作ったそばが出てきた。
天ぷらそばだ。
かき揚げ天ぷらと海老天がのってある。
なかなか豪華だな。
鶴木「いただきます。」
スズゥー!スズゥー!
鶴木「・・・!」
サクッ!サクッ!
鶴木「ッ!」
スズゥー!サクッ!
鶴木「美味すぎる・・・」
さくら父「そうか・・・」
ゴクッ!ゴクッ!
鶴木「ぷはぁ〜、うんま。」
さくら「え?早くない?」
さくら母「いい食べ方ね。」
鶴木「あ・・・いえいえ。」
一瞬でなくなった。
美味すぎる。
流石有名店だな。
さくら父「おい。」
鶴木「はい?」
さくら父「少し付き合え。」
トン!
鶴木「お、おぉ・・・」
日本酒が出てきた。
鶴木「い、いただきます・・・」
日本酒か・・・

満腹定食 ( 2023/01/05(木) 20:37 )