笑顔が絶えない警察官































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第21章 身体に触れたい
久々の・・・
鶴木「・・・はぁ〜。」
何もない帰り道。
今日は、さくらの帰りが遅い。
いや、今日もか。
朝も気づいたらいない。
忙しい毎日を過ごしている。
それに比べて・・・
鶴木「はぁ〜、なんでだろうな〜。」
ゆったりとした日々を過ごしている。
同期や先輩達は、忙しい日々を過ごしているだろうな。
今は、給料は夜勤がないため手当がついていない。
けど・・・
鶴木「いい勉強になっているんだよな〜。」
杉下さんの鋭い推理に広い視野、相手を舐め回すような洞察力。
亀山さんは、瞬発的な行動と熱い心を持ち合わせている。
2人からは学べるところいっぱいある。
だが、俺は・・・
鶴木「なにもねぇーよな〜。」
俺は全くなしもしていないし、できやしない。
そのことで、ストレスになっているんだろうか。
鶴木「はぁ〜。」
「つ〜る〜き〜くん!」
鶴木「わぁ!!」
女の人が俺に抱きついてきた。
けど、この匂いは・・・
鶴木「白石さん?」
白石「正解!久しぶり!」
鶴木「ひ、久しぶりです。」
久々の白石さん。
最近アパレルに力を入れているから、なかなか会えなかった。
鶴木「どうしたんですか?」
白石「ん?さくちゃんから飛鳥経由で私のところに連絡が来たの。」
鶴木「そうなんですね。それより・・・」
帰宅する人たちが、俺たちの方を見ている。
白石「早く帰ろ?」
鶴木「え?どこに?」
白石「きまっているじゃん!」
〜〜〜〜
鶴木「お、お邪魔します・・・」
白石「ただいまでいいんだよ!」
タクシーで白石さんの自宅に来た。
けど、なかなか慣れない。
白石「ご飯作るよ。」
鶴木「手伝います。」
白石「じゃ、これ、洗って。そのあとは、野菜を・・・」
鶴木「分かりました。」
トントントン、ジュ〜!
トントントン、ジュ〜!
シャッ!シャッ!
鶴木「うまそう〜。」
白石「食べる?」
鶴木「へぇ?」
白石「あ〜ん。」
鶴木「あーん。うんま。」
白石「良かった。これで、調節して。完成!」
鶴木「やった。」
今日は、カレー。
サラダと少しの揚げ物を添えてある。
白石「早く食べよー。」
鶴木「はぁい!」
〜〜〜〜
鶴木「ごっそうさまでした。」
白石「お粗末様。」
カレーを3杯おかわりした。
めちゃくちゃうまい。
鶴木「皿洗いますね。」
白石「え?やってくれるの?」
鶴木「はい、色々お世話になってますからね。」
俺は、皿を洗う。
ジャー、ザワザワ
バラエティー番組の笑い声が混じる。
白石「ねぇ、どう?新しい職場は?」
鶴木「ん〜、まぁまぁっすね。暇すぎますけど。」
白石「そうなの?飛鳥から聞いてるけど、新しい子を助けたんですけど?」
鶴木「たまたまですけどね。よし、終わった。」
皿洗いが終わる。
白石「はい、ご褒美。」
鶴木「ん。」
白石さんは両手を広げて待っている。
なんの抵抗もなく、白石さんの胸に入っていく。
いい匂いだ。
鶴木「ん、ん〜。」
白石「よしよし。」
なんか、スッキリする。
杉下さんの紅茶とは違う。
白石「ん〜、鶴木君の匂い。」
鶴木「少し変態チックですね。」
白石「鶴木君も変態なのに。」
鶴木「そんなわけでないっすよ。」
白石「ねぇ、鶴木君。」
鶴木「ん?」
俺と白石さんは、久々にキスをする。

満腹定食 ( 2022/12/26(月) 19:11 )