笑顔が絶えない警察官































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第20章 DJポリス?
約束は守る
カチャカチャカチャ
俺は、耐刃防護衣や拳銃を揺らしながら走る。
逃げた容疑者を捕まえるために。
鶴木「待て!!」
なかなか追いつかない。
それに・・・
「え?何?」
「警察?」
「なんで!なんで?!」
人が多い。
鶴木「くっそ!」
エスカレーターを使い、上に行く。
鶴木「はぁ、はぁ、はぁ。」
くっそ、重い!
上に上に行く。
鶴木「くっそ。」
ビューッ!
屋上に着いた。
鶴木「止まれ!!」
「はぁ、はぁ、はぁ!」
向こうは体力がなくなってきたのか、足取りが重くなってきた。
鶴木「に、逃げるな!」
「ちぃ!」
鶴木「あ!」
そこには・・・
菅井「え?何?」
小林「警察?」
土生「その前にあの人は?」
スタンバイ中の櫻坂がいた。
鶴木「に、逃げろ!!」
「はぁ!はぁ!」
男は、ポケットから折りたたみナイフを出してきた。
鶴木「と、止まれ!!」
菅井「きゃ!!」
土生「な、何これ!!」
茜「天ちゃん!!!!」
天「わぁ!!」
逃げていくが・・・
森田「きゃ!!」
保乃「る、るんちゃん!!」
森田が人質になった。
鶴木「おい!その子を離せ!!」
「い、嫌だ!!」
少し言葉を詰まらせている。
こいつは・・・
鶴木「お前・・・病気持ちか?」
「そ、そうだよ!こ、これで世界を終わらせるんだ!!」
カタコトすぎる。
鶴木「そんなことしても世界は変わらないぞ!わかっているのか?!」
「う、うるさい!!」
たぶん、こいつは・・・
鶴木「誰の命令でやった?」
「っ!じ、自分で考えた!」
詰まったから、黒幕がある。
先輩警官「つ、鶴木!」
鶴木「先輩・・・」
先輩警官「すぐに応援が来る!諦めて抵抗をやめろ!!」
「く、来るな!」
森田「きゃっ!!」
先輩警官「お、おい!やめろ!!」
拉致があかん・・・
先輩警官「おい、拳銃を出すぞ。」
鶴木「ダメです。人質に当たる可能性があります。」
先輩警官「それだったら、何も変わらんだろう。やるから待ってろ。」
鶴木「それは、できません。もう少し待ってください。」
先輩警官「何するんだ?」
鶴木「・・・」
どうするか・・・
鶴木「あ、そうだ。」
「ど、どうした!」
森田「きゃ!」
鶴木「わかった!落ち着け!」
俺は、笛を出す。
鶴木「ふぅ〜!!」
ビィー!ビィー!
「ふ、ふざているのか!」
鶴木「いや、これでいいんだよ。」
先輩警官「アホか!」
鶴木「よしよし。」
「な、なん・・・」
ガシッ!
「え?」
亀山「捕まえたぞ。このやろう!」
「い、いだだだ!!」
鶴木「よし。」
先輩警官「お、お前・・・」
〜〜〜〜
ウゥー!ウゥー!
杉下「よく耐えましたね。鶴木君。」
鶴木「ありがとうございます。」
亀山「お手柄だな!」
鶴木「いや〜、それ程でも・・・」
犯人が捕まった。
これで・・・
森田「鶴木さーん!」
鶴木「あ、森田・・・おっと。」
森田「怖かった・・・」
鶴木「よしよし。」
背中をさする。
鶴木「次、出番だろ?早く準備しな。」
森田「うん、ありがとう。」
鶴木「しっかりやってこーい。」
森田さんは、櫻坂の中に戻っていく。
何人か怖い目つきをしているが・・・
先輩警官「おい、鶴木、スクランブル交差点で応援要請だ。いくぞ。」
鶴木「分かりました。では、週明け。」
杉下「頑張ってくださいね。」
鶴木「はい!」
俺は、スクランブル交差点に向かう。

満腹定食 ( 2022/12/24(土) 20:33 )