笑顔が絶えない警察官































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第20章 DJポリス?
信頼と約束
鶴木「はぁ〜、休み欲しい。」
「無駄口叩くな。下っ端が。」
鶴木「すいません。」
だるい。
30代後半のバリバリの人とバディを組んで歩いているから疲れるし、空気が嫌だ。
たぶん出世組だから、俺みたいな野郎に1発入れたいんだろうな。
あぁ〜、あんたみたいな奴がいるから早く帰りたい。
鶴木「あ、ミヤシタパーク・・・」
そういえば、櫻坂がここで踊るって言ってたな。
見に行きたいなー。
〜〜〜〜
相棒side
杉下「人が多いですね・・・」
亀山「ハロウィンですからね。たく、こんなイベントで騒ぐっての。」
車で向かっていたためか、渋滞に巻き込まれている。
なかなか前に進まない。
亀山「それより、どこに向かんですか?渋谷って言ってましたけど?」
杉下「ミヤシタパークですね。」
亀山「なんでですか?」
杉下「殺人現場のところをマークしましたよね?」
亀山「そうでしたね。それで・・・あ!」
杉下「そうです。あれは、マークになります。その最後に場所が・・・」
亀山「ミヤシタパークってことですか!犯人も考えましたね!」
杉下「そうですね。それより、これだったら、前に進みませんね。」
亀山「右京さん、降りますか?」
杉下「君、ここから歩いても30分以上はかかりますよ。」
亀山「ですよね・・・」
起きる殺人を止めなければならない。
しかし、渋滞からいつ抜け出すのかわからない。
杉下「仕方ありません。」
杉下は、携帯を取り出す。
亀山「誰に連絡するんですか?」
杉下「鶴木君です。彼なら、なんとかしてくれます。」
〜〜〜〜
Prrr
先輩警官「なんだ?」
鶴木「すいません、自分です。」
先輩警官「たく、早くしろ。」
鶴木「はい。」
ピッ!
杉下『杉下です。』
鶴木「お疲れ様です。」
杉下『鶴木君、一つよろしいでしょうか?』
鶴木「大丈夫ですよ。」
杉下『ミヤシタパークに行ってください。』
鶴木「え?なんでですか?」
杉下『そこで殺人が起きると思われます。我々は今渋滞に捕まって身動きが取れない状態です。どうか、お願いできませんか?』
鶴木「・・・」
先輩警官「おい、さっさとしろ。」
鶴木「分かりました。行きます。」
杉下『お願いします。もう一つ、僕とお願いできますか?』
鶴木「いいですよ。」
杉下『何があっても、拳銃は使わないでください。では、また後で。』
鶴木「なんとかします。」
ピッ!
先輩警官「おい、どうした?」
鶴木「先輩、今からミヤシタパークに行きましょう。」
先輩警官「はぁ?なんでだ?」
鶴木「怪しい人物が一致しました。」
先輩警官「お?どこにだ?」
鶴木「さっき、上司の方から連絡をもらって、一致した人物がいました。」
先輩警官「そうだな。検挙するか。」
鶴木「ありがとうございます。」
よし、乗ってくれた。
櫻坂のメンバーがいる。
すぐ見つけないと・・・
〜〜〜〜
相棒side
亀山「鶴木は?」
杉下「たぶん、すぐ行動に移すと思います。」
亀山「なら、早く行かないと!」
法定速度少し超えて走る。
亀山「けど、鶴木とその組んでる人でいけますかね?」
杉下「鶴木君なら、大丈夫です。少し暴走行為をするかもしれませんが。」
亀山「俺と一緒ですね。」
杉下「そうかもしれませんね。」
亀山「そこは、否定しないんですね。」
杉下「若い頃の亀山君に似てますからね。」
亀山「似てますか?」
杉下「少しだけですけどね。」
〜〜〜〜
鶴木「くっそ、人が多い・・・」
先輩警官「二手に別れるぞ。無線入れておくから、探しておけ。」
鶴木「了解。」
ミヤシタパークを隈なく探す。
鶴木「・・・っ。」
あ、いた。
とんでもなくやばいオーラが出ている奴がいた。
鶴木「こちら、ハロウィン特別警戒5から特別警戒本部。」
『特別警戒本部です。どうぞ。』
鶴木「怪しい人物を発見しました。服装は、黒のパーカーで黒のスエットズボン、黒のスニーカー、顔はフードで隠れているため、分かりません。尾行します。どうぞ。」
『特別警戒本部、了解。応援を向かわせます。』
鶴木「了解。」
とにかく、見失わないように・・・
クルッ
鶴木「あ・・・」
ダッ!
鶴木「ま、待ちやがれ!!」
逃げた。
先輩警官「つ、鶴木!!こちら特定警戒6!被疑者逃走!!繰り返す!!」

満腹定食 ( 2022/12/24(土) 19:02 )