笑顔が絶えない警察官































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第15章 雨の音と共に
小雨の日
鶴木「うわ〜、晴れるって言ってたのに、降りそうな天気だな。」
明けの日。
午前中は晴れるって言ってたけど、めちゃくちゃ曇り。
それに、雨の日に匂う独特のあの匂いもする。
鶴木「とりあえず、飯行こう。」
昼飯は、京子さんとラーメン。
早く行って帰ろう。
〜〜〜〜
鶴木「ん〜、ねむ。」
京子さんとラーメンを食べ終えて、近くの駅に向かい、電車に乗った。
最寄りの駅に着くまで爆睡していた。
改札を出て、出口に向かうとサーという音が鳴っていた。
鶴木「うわ、マジかよ。」
小雨が降っている。
傘は持ってないし、近くにコンビニもない。
鶴木「・・・走るか。」
俺は、マンションまでダッシュする。
疲れている身体に鞭を打つ。
〜〜〜〜
鶴木「うわ〜、びっしゃびっしゃ。」
ちょっと距離があるため、シャツやズボンは濡れた。
ずぶ濡れではないが、クリーニング確定だな。
ガチャッ!キィー!
鶴木「ただいまー。」
賀喜「あ、おかえりなさい。」
鶴木「いたんかい。」
賀喜「買った漫画置いてました。」
今住んでいるマンションは、3部屋あるが一部屋余っている。
そのため、このマンション住んでいる奴らの漫画部屋になっている。
賀喜「って、濡れてるじゃないですか。」
鶴木「駅着いた時に、降っててな。」
賀喜「風邪ひきますよ、ほら、お風呂にどうぞ。」
鶴木「はいはい。」
スーツを脱ぎ捨て、風呂に入る。
ちょっと肌寒いが、ぬるま湯で身体を流す。
〜〜〜〜
鶴木「いや〜、さっぱりした。」
賀喜「ズボンはどうしますか?」
鶴木「ん〜、クリーニング出すから、ちょっと乾かしとくわ。」
賀喜「わかりました。」
ズボンをエアコンがあたるところに干して、ソファーに座り、少しダラーとする。
賀喜「お隣失礼しまーす。」
鶴木「・・・暑い。」
賀喜「いいじゃないですか。」
賀きは、ほぼピッタリに身体をくっつけてきた。
賀喜「さくちゃんだけは、ずるいですからね。」
鶴木「何がだよ。」
賀喜「一緒に寝ているし、こうやって過ごす時間が多いし。」
鶴木「しらねぇーよ、あいつが甘えん坊なだけだわ。」
賀喜「じゃ、私も甘えまーす。」
鶴木「暑い。離れろ。」
賀喜「いやです。」
鶴木「はぁ〜、面倒だな。」
賀喜「えへへ。」
もう考えるのをやめた。
俺は、そのまま目を瞑る。
賀喜「あれ?鶴木さん?」
鶴木「すー、すー、すー。」
賀喜「えぇ〜。」
賀喜は、残念そうにしていたが・・・
賀喜「さくちゃんがいないからいいよね。」
曇り空が景色を暗くし、部屋も少し薄暗くなる。
この先は、鶴木と遠藤は知らない。

満腹定食 ( 2022/11/03(木) 22:25 )