笑顔が絶えない警察官































小説トップ
第1章 落とし物にはご注意を!
ストーカー?
数日後
鶴木「平和っすね。」
村井「そうだな。事故も事件もないから暇だな。」
パトロールが終わって、飯食って、少しのんびりしている。
今のところ、平穏や。
村井「鶴木、掃除でもしてろ。」
鶴木「は〜い。」
箒をとって、掃除し始める。
暇すぎるな〜。
「あの〜、今いいですか?」
鶴木「いいですよ・・・って、あれ?」
遠藤「こんにちは・・・」
村井「え?えんさくじゃん。」
鶴木「そこにお座りください。どうかしましたか?」
遠藤「携帯が、落ちていた場所を聞きたくて来ました。」
村井「携帯が落ちてた場所?」
鶴木「届出を取って来ますね。」
俺は、届出を取りに行く。
鶴木「えっと、あ、あった。〇〇公園ですね。」
遠藤「おかしい・・・」
村井「ん?どうしたんですか?」
遠藤「私、昨日この公園に行っていないです。」
鶴木「え?」
村井「それは、どういうことですか?」
遠藤「いや、私が携帯を無くしたのは、この公園じゃないです・・・」
村井「鶴木、地図持ってこい。」
鶴木「え?あ、はい。」
地図を取りに行く。
地図を机の上に広げる。
村井「携帯がないとわかったところは?」
遠藤「ここです。」
遠藤は、スタジオを指差す。
村井「寄った場所は?」
遠藤「えっと、こことここです。」
商店街と〇〇公園と違うところだ。
鶴木「どういうことだ?」
村井「もしかしたら、届出を書いた人間が間違えたかもしれないな。」
遠藤「そ、そうなんですか?」
村井「たまにいるんですよ。で、どうしてここに来ましたか?」
遠藤「・・・」
遠藤は、下を向く。
鶴木「もしかしてつけられているんですか?」
遠藤「たぶん・・・」
村井「まじか、それはここじゃなくて署に行った方がいいですね。あと、そっちのスタッフに話は?」
遠藤「しました。けど、目線を感じるだけなんで・・・」
村井「はぁ〜、そっか・・・」
鶴木「難しいですよね〜。」
ストーカー案件なのか、わからない。
最近、ストーカー規制法が変わっているけど、この手はちょっと難しい。
鶴木「とりあえず、自分の身は自分で守ってください。自分たちもパトロールの強化をしますので。」
遠藤「わかりました。お願いします。」
遠藤は、帰っていく。
村井「どうするか。」
鶴木「難しいと思いますね。」
ストーカーなのか気のせいなのか。
少し胸騒ぎがする。

満腹定食 ( 2022/03/26(土) 11:02 )