笑顔が絶えない警察官































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第1章 落とし物にはご注意を!
連絡交換
2日後
鶴木「村井さん・・・」
村井「落ち着け。また貧乏揺すりしているぞ。」
鶴木「うっす・・・」
俺が所属している警察署に呼び出されている。
この間の遠藤のストーカーを捕まえたから、その表彰をしてくれるらしい。
犯人を捕まえたのは当たり前なのだが、ネット関係ってこともあるから、それの敬意を表してやると言われた。
「これより、犯人逮捕による表彰を行います。村井巡査長!鶴木巡査!」
村井「はい!」
鶴木「は、はい!」
〜〜〜〜
鶴木「あぁ〜、疲れた・・・」
村井「おい、まだ仕事あるんだぞ。」
鶴木「う、うっす。」
あんな固い行事は、久々だ。
たぶん、警察学校の卒業式だな。
あれは、疲れた。
色々練習させられて、怒鳴られたのが懐かしい。
「あの、すいません。」
鶴木「はい、なんで・・・」
村井「切り替え早・・・」
遠藤「ど、どうも。」
鶴木「え、遠藤?なんで?」
遠藤「あの、お礼です。よかったら食べてください・・・」
遠藤は、紙袋2つを差し出す。
鶴木「え、えぇ〜と・・・」
村井「もったいないからもらうぞ。」
鶴木「は、はい!あざっす!」
遠藤「フルーツサンドです。」
鶴木「まじ?!やったぜ!!」
村井「おいおい、はしゃぎすぎだろ。ありがとうございます。」
遠藤「い、いえ、あの時来てくれなかったら、どうなるかと・・・」
村井「それが、俺たちの仕事ですから。これからパトロールなので、この辺で。」
遠藤「わかりました。お仕事頑張ってください。」
鶴木「頑張ります!」
村井「馬鹿か。」
軽く頭を叩かれる。
鶴木「いて。」
〜〜〜〜
今日は、日勤だっため独身寮に帰っている。
鶴木「ふふん!フルーツサンド〜!」
用意された飯を食って、フルーツサンドを食べる。
冷蔵庫に冷やしているから、絶対にうまい。
鶴木「それじゃ、いただき・・・あれ?」
フルーツサンドの上に四つ折りにされた紙があった。
開くと・・・
[よかったら、連絡交換してください。これは、私の電話番号です。少しお話ししたいです。遠藤さくら]
鶴木「ま、マジかよ・・・」
アイドルの連絡先をもらった。
これは、いいのか?

■筆者メッセージ
次に行きまーす
満腹定食 ( 2022/03/27(日) 19:08 )