笑顔が絶えない警察官































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第13章 食事制限?気にしてられるか!!
正夢?
さくらside
さくら「あれ?ここは?」
目を開けると真っ暗な空間にいる。
少し嫌な感じがする。
「さくらぁ!!」
さくら「え?」
ガバッ!バシューン!
さくら「な、何?!」
「ガハッ!」
さくら「え?」
聞いたことのある声、あの温かみ
さくら「つ、鶴木君?」
鶴木「よ、よかっ・・・ゴフッ!」
さくら「え、え?鶴木君?」
制服姿の鶴木君。
お腹部分が紅色に染まっていく。
さくら「え、待って、いや・・・」
鶴木「ごめん、さくら・・・」
声に力がなくなっていく・・・
さくら「嫌だ、し、死んじゃ嫌だ!!」
鶴木「さ、く、ら・・・」
そのまま息をしなくなった。
さくら「鶴木君!起きて!鶴木君!!」
私は、鶴木君の身体を揺らす。
何も反応しない。
私は、声が枯れるまで泣き叫んだ。
〜〜〜〜
「・・らっ!・・くらっ!さくら!!」
さくら「はぁ!!」
あれ?私・・・
鶴木「さくら、どうした?さっきまで魘されてたぞ。」
さくら「あれ、私・・・」
鶴木「悪夢でも見てたんだろ。汗かいてるから、シャワー浴びてこい。待っててやるから。」
さくら「う、うん。」
鶴木君は、生きてる。
怪我もしていない。
着替えとタオルを持って浴室に行く。
ジャ〜!!
さくら「・・・」
鶴木(さ、く、ら・・・)
さくら「そんなことないよね。」
シャワーの音でその一言は、かき消された。
〜〜〜〜
鶴木「終わったか?」
さくら「うん、もう寝る?」
鶴木「まぁ、そうだな。昨日も昨日で色々あったし。」
さくら「・・・」
鶴木「どーした?」
さくら「ハグして。」
鶴木「はいはい。」
鶴木君にくっついて寝る。
いつか、離れていきそうで怖い。
けど・・・
鶴木「大丈夫、ついてやるから。」
この言葉を聞くと落ち着ける。
私は、また眠りにつく。

満腹定食 ( 2022/10/08(土) 21:17 )