笑顔が絶えない警察官































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第12章 存分に暴れろ!!
警備配置
鶴木「えぇ〜、非番の日にですか?」
岡田「そうだ。それに有給でたっぷり休んだだろ?」
鶴木「それは、その・・・」
岡田さんに詰められている。
日垣「何しているんですか?」
大西「今度の本部がやるよって、言ってたイベントがあるの。覚えてる?」
日垣「あ、言ってましたね。警察の強さをどうちゃら、こうちゃらって。」
大西「それの警備につきなさいって言われているのよ。」
日垣「なるほど。」
来週のいつだったか、警視庁本部が開発した新しい機械を披露するイベントが開催される。
その際、若手警察官が警備に就くことになった。
なんでも、まだ試作品段階で、今回のイベントが成功すれば、配備されるとか。
鶴木「ぐぅ、わ、わかりました。」
岡田「よろしい。じゃ、頼んだよ。」
鶴木「・・・はい。」
岡田「こら、顔に出さない。」
ーーーー
次の日
さくら「え?お休みになくなったの?」
鶴木「イベントの警備。すまん。」
久々にさくらと一緒に寝れると思ったが、ダメになった。
さくらは、全国ツアーを回っているためなかなか休みがない。で、イベントがある日にたまたま休みが取れたが・・・
鶴木「すまん、断れなかった。」
さくら「仕方ないよ。私もあったことだから。その日は、誰か他の人と遊びに行くからね。」
目が笑っていない。
久々の休みなのに一緒に入れないのが嫌なのか、違うことを考えているのか。
さくら「浮気とか、そんなことは思ってないよ。」
バレてる〜。
何故、バレてる?
それに後ろからなんか変なオーラ出してる〜。
鶴木「う、埋め合わせは?」
さくら「ん〜、その時考えるね。」
首傾けてるけど、なんか怖いんですけど〜!!!
鶴木「は、はい。」
はいしか言えない。
さくら、ちょうこえぇ〜。
さくら「いいよ、私は。どうせ、白石さんのところに行っているんでしょ?」
鶴木「え、いや、それは・・・」
なんで、知っているだよ〜!!!!
俺、誰にも言ってないぞ!!!
さくら「埋め合わせは、楽しみにしといてね。」
鶴木「い、イエッサー。」
あ、終わった。

満腹定食 ( 2022/09/23(金) 03:36 )