笑顔が絶えない警察官































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第9章 あの時のライバル
鶴木とさくら
鶴木「ふぁ〜、身体痛い・・・」
内藤と柔道をしてから、筋肉痛が取れない。
あの後、30分くらい乱取りしていた。
あんなに激しく身体を動かしたのは久々だな。
今日は非番だが、ゴロゴロしている。
動きたくない。
ガチャッ!
鶴木「あぁ?」
誰か入ってきた。
さくら「まだ寝転んでいるの?」
鶴木「うるせぇー。」
さくらだった。
休みらしい。
さくら「ご飯は?」
鶴木「まだ。」
さくら「じゃ、後で作るね。」
鶴木「あいあい。」
さくらは冷蔵庫に行き、買ってきた物を入れる。
そろそろ起き上がるか・・・
鶴木「ぐぅっ!」
起き上がるだけでも辛い。
ソファーに座る。
鶴木「はぁ〜、つら。」
さくら「まだ寝てていいのに。」
鶴木「流石に座るわ。ずっとあの体勢は、ダメ人間になる。」
さくら「ふ〜ん。」
さくらは、俺の隣に座る。
あの時と一緒だ。
さくら「ねぇ、鶴木君。」
鶴木「ん?」
さくら「あの続きしたいって言ったら、どうする?」
鶴木「嫌だね。」
さくら「なんで?」
鶴木「俺は一般人で、さくらは芸能人だ。その境界線を越えれば、わかっているだろ?」
これが建前で、本音はそういうことをしたことないからどうすればいいのかわからないからだ。
さくら「本当?」
鶴木「あぁ。」
さくら「こっちむいて?」
鶴木「どう・・・ん?!」
唇が合わさる。
鶴木「ん!お、おい!」
俺は、さくらを離す。
さくら「どう?」
鶴木「わかっているのか?!」
さくら「うん、ご褒美。」
鶴木「アホか!!」
さくら「なんでよ。あの時は、やる気だったじゃん。」
鶴木「あれは!その・・・」
そういえば、何故か乗り気になっていた。
さくら「これくらいならいいじゃん。どうする?」
鶴木「・・・」
親は、考える。
鶴木「じゃ、キスだけな。」
さくら「うん、じゃ、もう一回。」
俺とさくらもう一度唇を合わせる。
そのまま身体を抱き寄せる。
ガチャッ!!!
鶴木「んっ?!」
さくら「えっ?!」
早川「こんにちは〜!!!」
金川「ご飯っ!ごはーん!」
賀喜「作りに来ました・・・あ。」
俺とさくらが抱き寄せている姿を見られる。
鶴木「よ、よっ。」
さくら「鍵閉めるの忘れちゃった。」
この後は、言うまでもない。

■筆者メッセージ
次に行きます。
そろそろあの人を出しますかね
満腹定食 ( 2022/08/11(木) 09:42 )