笑顔が絶えない警察官































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第9章 あの時のライバル
バチバチの試合
鶴木「ほら、やるぞ。」
検察庁に行く前に内藤と試合をする。
署長にお願いして、1時間以内だったらOKだと言われた。
場所は、近くの道場を借りた。
内藤「おい、どういうことだ。」
鶴木「見たらわかるだろ?ほら、あそこに用意しているぞ。」
内藤の住んでいるところから勝手に持ってきた。
ガサ入れに便乗したのは、いうまでもない。
内藤「やってやるよ。」
内藤は、手錠を外して道着を着る。
鶴木「準備運動は?」
内藤「やるから、待ってろ。」
内藤の準備が終わるまで、ストレッチでもするか・・・
「わぁ〜、大きい〜。」
「すごーい。」
鶴木「・・・はぁ?!」
さくらと保乃さんが来た。
鶴木「な、なんで?!」
日垣「俺が連れてきた。これくらいいいだろ。」
鶴木「お、おいおい。」
まじかよ・・・
〜〜〜〜
15分後
鶴木「・・・」
内藤「・・・」
久々だな。
けど・・・
鶴木「しゃっ!!!」
内藤「しゃぁっ!!」
負けるわけにはいかない。
鶴木「いっ!しゃ!おらっ!!」
内藤「んっ!ぐっ!らぁ!!!」
組み手争い、技の掛け合い・・・
内藤は意地で戦っているが・・・
さくら「・・・」
保乃「・・・」
勝ちに行く。
鶴木「しゃ!おらっ!!」
〜〜〜〜
さくらside
鶴木「しゃっ!!」
さくら「すごい・・・」
鶴木君の目の色が変わっている。
それにこっちにも伝わるくらいにバチバチで試合をしている。
保乃「・・・」
保乃ちゃんも少し口を開けて、試合を見ている。
さくら「鶴木君、頑張って・・・」
鶴木「いっ!!やぁ〜!!!」
バタン!!
〜〜〜〜
鶴木「しゃっ!おらっ!!」
内藤「くっそ。」
俺の一本背負いが決まった。
まさか、勝てるとはな・・・
畳から降りる。
さくら「鶴木君!」
保乃「鶴木君!!」
2人が、俺に駆け寄る。
鶴木「・・・」
俺は、駆け寄った2人を抱き寄せる。
鶴木「か、勝ったで。」
さくら「うん!かっこよかったよ!!」
保乃「ちょっとヒヤヒヤしたけど。」
鶴木「ごめんごめん。」
これで、内藤も・・・
内藤「鶴木・・・」
鶴木「ん?」
振り向いて、内藤を見る。
内藤「これで終わりたくない。また帰ってきて、勝つからな。」
鶴木「あぁ、いつでも待ってるぜ。」
内藤から悔しさとやり切った感を感じる。
内藤は、そのまま検察庁に送られた。

満腹定食 ( 2022/08/10(水) 23:29 )